諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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崩壊

諏訪・松本を地震から守る|法律の歴史と間取り作成のコツ

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です。

今日は、阪神淡路大震災から、ちょうど25年目を迎えました。
戦後初めて経験した、首都直下型地震だそうです。

地震から法律はその度に見直されてきた

この地震がきっかけで、建築基準法が平成12年に改正されました。
調べてみると、その前は昭和53年の宮城県沖地震がきっかけで、
昭和56年に改正さています。約、20年経っての改正です。

その後、基準法は変わっていません。
平成12年は大幅の改正であり、土台から柱が抜けるなどで、多くの家が潰れ、圧死、窒息死が80%だったことより

土台から柱が抜けないよう、ホールダウン金物で緊結、筋交いも筋交いプレートで固定、また、柱、横架材はボルト緊結など接合部の規定が設けられました。同時に、壁配置とバランスの規定も設けられました。

木造住宅には、在来工法と枠組み工法(2x4)があり、在来工法は、接合部を仕口(日本古来の工法)を使い緊結していますが、2x4工法は接合部は、仕口という材木を削り複雑な形状した組み合わせでなく、木材と木材を付け合わせ釘で緊結する物です。よって、釘が抜けると木材と木材は離れてしまいますので、補う為に、プレートと呼ぶ金属板で接合部を補強していました。

先の基準法改正で在来工法も金属を使用することが義務になり、2x4工法以上に金属を使用するようになりました。これにより、2x4工法と同等の耐震性能が生まれました。でありますが、これらは、接合部の離れを防止するだけであり、本当は、この接合部に負荷をかけないようにするのが大切で、負荷をかけないようににするには、壁配置とのバランスが大切になります。

間取りはシンプルを意識する

ではどのようすればという訳ですが、間取りを簡素化にすることです。簡素化かとはあまり複雑にしない、つまり、凹凸が多い家にしないことが大切です。なるべく、真四角に近い形が望ましいです。

もっともやってはいけない形は、2Fの部分が、1Fよりはみ出すような形状
下が小さく、上が大きい。 誰が想像してもバランスが崩れやすいことはわかりますね。

私たち建築士は、様々なお客様の要望、希望を聞き入れ間取りから形状を考えていますが、「家は命を守る」 という使命により
お客様からの、希望、要望を全て聞き入れ ただ形にする。 このような無責任な仕事だけはしてはなりませんし、プロとはどのような人を指すのか。
という意識で家づくりをしなければなりません。

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