土地の環境に合った住まいづくり
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
家を建てるのに最も大事なことを忘れないで
家を新築するときに必要なものといえば、「お金」「工務店」「場所」の3つですが、資金計画(「お金」)を立て、信頼できる「工務店」を見つけられたとしても、家を建てるには「場所」が必要です。
「場所」とは土地のことですが、現在お持ちの土地に家を建てる場合でも、新たに土地を購入する場合でも、土地の立地条件はとても重要な要素です。それは、土地の環境に合わせて建物の設備を選択して、初めて住みやすい家を建てられるようになるからです。
土地の見きわめをするなら、工務店の建築士と一緒に土地を見学することをおすすめします。
不動産会社は土地を売買するプロですが、その土地の価格は「便利さ」で決める傾向があります。一方、工務店の建築士は、その土地が家を建てるのに適しているか、また住みやすく生活するのに適しているかを考えて設計するプロだからです。
土地を見るなら複数回、時間や曜日を変えて
新たに土地を購入する場合は、何度も見に行くことをおすすめします。平日の昼に一度見学しただけでは気づかないことがあるかもしれないからです。
例えば道路脇の土地で、深夜に信号機が手動に切り替わるためにバイクや車がスピードを出し、騒音で眠れなかったりするかもしれません。景観の良い観光地でも、週末になると騒がしくなったり、電車や高速道路の騒音に絶えず悩まされたりするかもしれません。
逆に、晴れた休日に見学に行っただけでは、平日昼は隣の工場の騒音がうるさかったり、雨の日にはトタン屋根に当たる雨音がうるさかったりすることに気づかないこともあります。
雨の日といえば、周辺の下水や側溝の水はけも確認しておきたいところです。水はけが悪いと異臭の原因にもなりますし、最悪の場合は地盤調査が必要になることもあります。
生活面では、ゴミの収集日と収集場所もチェックしておきましょう。ゴミの収集日が少ない地域だとゴミ置き場が必要になりますし、収集場所にカラスが集まるならネットなどの対策も必要になります。
小さなお子様がいるなら、近くに公園や学校があるか、雪の降る地域ならどこまで除雪車が来てくれるかといった情報も重要です。
土地の値引きにはメリットしかない
土地を購入する場合は、こうして集めた情報をもとに、思い切って土地の値引き交渉をしてみることをおすすめします。
建物の価格を抑える場合は、それによって設備のランクを落とさなければならないこともありますが、土地の場合は、値引きしたからといって土を持っていかれたり、面積が小さくなったりするようなデメリットはありません。
交渉の際は、建築士と宅地建物取引主任者にも同行してもらえるよう工務店に相談してください。信頼できる工務店が値引き交渉の役目を引き受けてくれるなら、なお安心です。
これから新築をされるご施主様にとっての「幸せな未来のための家づくり」ですから、それに見合った土地を選び、その環境に合わせた設備を選択してくださいね。
家族とともにかけがえのない人生を過ごす場所ですから、土地や環境はとても大切な要素です。妥協せずじっくり選びましょう。