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素人でも分かる筋交いのチェックの仕方

こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。

づくりの現場ではなにをチェックすべきか

お施主様と工務店が何度も打ち合わせをし、納得がいくプランが完成したら、いよいよ家づくりのスタートです。
数年前、欠陥住宅がテレビで話題になったことがありますので、心配されるお施主様も結構いらっしゃいます。楽しみということもあり、竣工までに何度も建築現場に足を運ぶことと思います。
でも、せっかく現場に来ても、どんなところを確認するべきなのか分からないというお施主様もいらっしゃいます。

たとえば屋根工事では瓦やカラーベストの種類や色、外壁では塗料の色、またサイディングの種類や色などが、工務店と打ち合わせた通りになっているかを確認する必要がありますし、サッシ周りや塗装前の防水処理など、実際はチェックするべきポイントはたくさんあります。

筋交いは実際に測ってみよう

中でも気をつけるべきなのは、柱の「筋交い」です。
今では欠陥住宅を建てる工務店はなくなりましたが、完成してしまうと壁の中で見えなくなるものなので、ご心配されるのも無理はありません。でも、これまたどのようにチェックすればいいのか、建築のプロでなければ、なかなか分からないですよね。

筋交いとは、家が地震や暴風に耐えるために、柱と柱の間に斜めに入れる補強材のことです。
まず、筋交いの上下のつなぎ目部分に指定した金物がしっかりとついていることを確認しましょう。
次は筋交いの幅です。建築基準法施行令第46条で、筋交いの幅は90mm以上と規定されています。見学するときにはスケールを持参して測ってみましょう。90mmを上回っていれば建築基準法は合格するから大丈夫、と安心するのは早いです。実は、ただ単に合格するのと、より強度のある家をつくるのとでは意味合いが異なるからです。

長年経過すると木は痩せてしまう

施工時に90mmあっても、10年経過すると木材は乾燥し、88mm程度にまで痩せてしまうとがあります。建てる場所の環境や使用する材料にもよりますが、痩せがひどいときには5mmも小さくなるケースがあります。10年後、15年後に90mmを下回っていると、新築時の基準を満たしていないことになります。

せっかく見学するなら、少なくとも100mm以上ある材料を使ってもらうように提案してみましょう。そうすれば10年、15年と長期間経過しても90mm以下になることは避けることができます。工務店は家づくりのプロですから、検査に合格するためだけではなく、長期間経過しても基準を上回る建物づくりを考えて仕事をしています。そういうところに、工務店の考え方が表れるといえるでしょう。

家づくりの現場で気を遣わないでください!

日に日に家らしくなっていく姿を見るのは大変楽しいものです。しかし、あまりしょっちゅう見に行くと、大工の仕事の邪魔になっているのではないかと気を遣うお施主様もたくさんいると聞きました。

そんなことはありません。ご心配はご無用です、とここで申し上げておきます。
家づくりは人生に何度もない大事業ですから、それを任せている大工の仕事ぶりが気になるのは当然のことですよね。万が一手抜きをしているようなことがあったら、被害を被るのはお施主様なのですから。

私たち大工にとっても、お施主様がどれほど家づくりを楽しみにしているのかを垣間見ることのできる、良い機会となっています。頻繁に足を運んでいただくことで、大工のモチベーションも上がります。いらっしゃるのを心からお待ちしております。

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