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エコ住宅

専門家がまるっと解説!安い家で犠牲になっている性能とは

レオパレス21 の事件が世間を賑わせています。

1 階の天井と2 階の床の間に「耐火」のための建材が入っておらず、ひとつの部屋で火災があると他の部屋にも延焼の危険が高い、違法建築です。

なんのためのこんなことをしたのか?

答えは簡単です。
天井の建材にかかる材料費を浮かせて利益にするため。

そこまでするか!?と、あきれてしまいますが、建築業界では、ここまでの違法行為とまでいかなくてもこういった不正がそこかしこで見受けられるのが現実です。

アパートやマンションにかぎった話ではありません。
建売の住宅の場合、売りづらい土地を売るために安く建てた家をセットにしている、という側面もあり、家の性能が犠牲になっていることもあります。

性能が高い家とは?

ところで、家の性能ってなんでしょう?

おそらく、最初に思い浮かべるのは「耐震性能」かと思います。どれくらい地震に強いか?

日本は地震大国ですから、これが犠牲になっているとしたら一大事です。

なので、最近の新しい家であれば、ローコスト住宅でも地震で潰れる、という心配はほぼありません。

前述の耐火性能なども、建築基準法を満たした建物なら問題はありません。

では、安い家で犠牲になっているのは、どういった性能なのか?というと「高断熱・高気密」が答えです。

この性能が高いと、冷暖房や給湯などに使うエネルギーが少なくなり、光熱費が安くなります。

高断熱・高気密な住宅を「エコ住宅」「エコハウス」と呼びますが、いま、住宅業界ではダントツの人気です。

なぜエコ住宅が人気なのか?

それにしても、なぜ今、エコ住宅の人気が高まっているのでしょう?

大きな理由に、家づくりにかかるお金の考え方が変化していることもあります。

あなたもそうかもしれませんが、家づくりのお金と言ったとき、多くの方は、土地と建物の金額だけと思い込んでいます。

しかし、最近では、土地、建物に合わせて、住みはじめて30年の水道光熱費、メンテナンス費も一緒にして総額で考えるようになってきています。

年間の水道光熱費、一般的な家庭で35万円ほどかかりますので、30年間で合計1050万円の計算です。(松本地域の場合)

エコ住宅が注目を集める理由のひとつ目は、このお金の問題にあります。

結論から言うと、エコ住宅にすることで、住み始めてからの水道光熱費を、半分にまで減らすことができるのです。

つまり、500万円以上の節約になるわけです。

これからの未来では、年に3%ずつエネルギーにかかるコストは増えていくとも言われていますので、実質は半分以下にできる可能性もあります。

エコ住宅と普通の住宅、最大の違い

では、エコ住宅は普通の住宅と、なにがどれくらい違うのでしょう?

鍵を握っているのは、上でも挙げた2つの項目です。
1)断熱 2)気密ひとつずつご説明していきましょう。

1)断熱
断熱とは、室内の温度がなるべく変化しないよう、外壁、屋根、床(基礎)、窓の4つで熱を伝わりにくくする工夫のことです。

断熱

窓は二層、三層にガラスを組み合わせ、サッシも樹脂や木製に変えることで、熱の逃げにくいものに変えることができます。

外壁、屋根、床には断熱材を内部に入れて、熱の伝わりを抑えます。

エコ住宅は普通の住宅よりも断熱材の厚みを足し、窓を高性能にすることで、家の保温性を高めます。家を毛布でくるんであげるイメージです。

そうすると、冬の場合は一度部屋を暖めればずっとポカポカがつづくので、
暖房にかかるエネルギーが少なくなり、省エネで光熱費が抑えられ、家計に優しくなります。

また、家の中の部屋ごとの気温差が小さくなるので、お風呂やトイレ、玄関のヒヤッとする寒さもなくなり、血圧や肺など、身体にかかる負担が減り、健康的な家にすることができます。

気温差が原因にもなる喘息、アトピーや冬場の風呂やトイレなどで起き、高齢者の死因となるヒートショックも防げると考えられています。

2)気密
気密性を高めることは、家のスキマを埋めることと同じです。

気密

いくら断熱材がたくさん入っていたとしても、スキマ風が吹くようだと中の空気がすぐに入れ替わってしまうので、冷暖房の効率がずっと悪くなってしまいます。

気密性が高いと空気が汚れて健康に悪い?と思われがちですが、設計のときに換気も合わせて考えれば問題はありません。

エコ住宅を「体験」するには?

エコ住宅と普通の住宅の違い、なんとなくおわかりいただけたでしょうか?
一言で言ってしまえば、普通の住宅よりも「圧倒的にあったかい」ということです。

でも、「本当に信州の冬でも暖かいの?」と疑問に思われるでしょう。そこで、本当にエコな家はどんな家なのか?実際に作ってみました。

エコ住宅とは、
1. 光熱費を現在の半分にする
2. 数値を示せる
3. エアコン1台で年中快適

この3つが当てはまらなければなりません。

理論上の数値だけではなく、実際の数値を計測して明らかにするためでもありますが、家づくりを考えている方に本物を体験してもらいたい。そういう思いがあります。

エルハウスを創業してから20年、子育て世代のための安くていい家をこれまで860棟以上も建てさせていただきました。

エルハウスを創業してから20年

創業以来、ローコスト住宅を提供することに注力してきましたが、これからを生きる子供たちの未来のためにも、地球環境に配慮したエコ住宅を提供していくことも、重要な使命だとエルハウスは考えています。

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