お客様の声 CASE018

諏訪・松本で注文住宅を建築する工務店エルハウスのお客様の声|南箕輪村注文住宅

エルハウスは、創業20年。諏訪地域、松本地域で注文住宅を建築する工務店です。
今回は、南箕輪村のT様のお宅を取材させていただきました。

動線バッチリ、明るさもクリア 平屋の快適な“真ん中”

居室と玄関に挟まれた細長い“真ん中LDK”。明るさを補うため、採光窓付きの建具を採用し、内装の色づかいを明るくした。共用のスペースであるリビングには家族写真などプライベートなものは置かず、寝室にまとめて飾っている。すっきりとした壁もリビングの明るさに貢献。

老後を考えた平屋暮らし動線を重視でLDKを中心に

「娘二人なのでいつかは出ていってしまう。家づくりは夫婦を中心に考えました」。老後を考えて平屋ありきで始まったT家の家づくり。間取りを考えるにあたり悩んだのがLDKの位置でした。「結局、動線を優先しました」というご主人が考えたのは、家屋の中央に置く〝真ん中LDK〟です。水回りやすべての居室に直で行き来できる便利さと、お子様たちが自分の部屋に行くときには必ずリビングを通って欲しいという希望があったからです。

ただ、真ん中LDKにするには明るさの問題があります。特にT邸は、南側に掃き出し窓があるものの光が一番入るのは東側なので、採光に配慮しなければなりませんでした。そこで、LDKの扉はほぼ窓付きタイプにして間接的に光を取り入れ、さらにクロスは白、床や建具、家具は木目の中でもさわやかな色合いにして室内に光を回しました。おかげで、昼間は照明なしでも十分なほどの明るさがあります。

また、真ん中LDKの場合、換気扇のダクトが長くなる分、換気能力が落ちるという難点もあります。「だから真ん中LDKは少ないのだと営業の久江さんが教えてくれました。でも、その点はメーカーさんと念入りに確認して設計を進めてくれたおかげで、なんとかなったんです」とはご主人。

エルハウスは、T家の暮らす地域からかなり離れた場所にあります。打ち合わせの労をいとわず同社に決めたのは、品質の良さと価格の安さに裏付けがあったからだと言います。その裏付けとは、志を同じくする各地の工務店とグループをつくっていること。ご主人は「メーカーへの発注量を多くすることで良い材料を安く仕入れられるのだと判断しました。それがわかってからはほかの工務店さんは一切見ていません」と、絶対の信頼を寄せています。

陽当たりの良い東南の角は、いずれ迎えるつもりだったご主人のお母様の和室です。しかし、完成を楽しみにしながら直前に他界してしまわれました。リビングのソファはお母様の形見。「統一感を出すなら白がいいんでしょうけど…」。黒いソファで仲良くテレビを見る姉妹。三世代で暮らしているような温かさがありました。



リビングダイビング/こだわりの一つがエアコンの使い方。窓による換気は行わないことを前提に、2台のエアコンによる24時間空調を考えた。置き場所は和室と家事室に1台ずつ、離れた場所からリビングに向けて送風することで、直に風が当たるのを避けている。


リビング・書斎スペース/来客をもてなす空間であるため、梁見せの天井で開放感を出した。ただし、一角に設けた書斎スペースの上までは梁を伸ばさず、段差で区切ることで独立した部屋の雰囲気をつくった。右側の二つの扉は子供部屋。プライバシーを考えて採光窓は小さめに。

和室/朝日の当たる明るい和室はご主人のお母様のためにつくられた。2台あるエアコンのうち、1台は和室にあり、リビングに送風する。


キッチン/キッチンは、手前に出入口があり通り抜けできる。通路として使いやすいように、キッチン収納より厚みのある冷蔵庫は背後ではなく横に置いた。

寝室からの視界/写真正面の角のすぐ裏にキッチンがあり、キッチンを含めて回遊の動線があることがわかる。左手は玄関に続く通路。右手は、ウォークインクローゼット、家事室を通り抜け、洗面脱衣室に続く。

トイレ/幅1.4m弱の広めのトイレ。「 狭いトイレは便器の後ろまで手が届かないので掃除が大変。掃除をラクにするための広さです」とご主人。


洗面化粧台・バスルーム

玄関/限られた面積の中、玄関は広めに取ってゆとりを出した。玄関に雑貨や写真を飾るのを好まないため、あえて棚などを設けていない。通路の先は寝室で、途中にキッチンの出入口がある。

家事室(左)とウォークインクローゼット(右)/寝室と洗面脱衣室の間にあり、通路の一部となるため、両者の間に扉は付けずに行き来がしやすいようにした。 2台あるエアコンのうち、もう1台はサンルームを兼ねた家事室に。


主寝室/寝室は、マンション時代の大きな寝室に慣れていたため新居も8畳と広め。北東の角部屋で明るさがある。通常のクローゼットとは別に、ウォークインクローゼットが隣接する。

子供部屋/二つの子供部屋は、窓の数を除いてほぼ同じ仕様で、収納を含めて6畳。ブルーとピンクのカーテンで、女の子の部屋らしいかわいらしさを出した。窓の外は田んぼで、春先はヤギが草を食べているのが見えると言う。「子供が一日中家にいても飽きないようになった」と奥様。

物が見当たらないすっきり玄関ヒミツは下駄箱の裏に/何か物を置いたり、壁にペタペタと絵や写真を貼ったりするのが好きではないので、玄関にもそういう場所はつくっていません。鍵などは、下駄箱の扉の裏に自分たちでつけたフックにかけて、表から見えないようにしています。


外観/オレンジ色のタイル調外壁は明るく温かな雰囲気。およそ100坪の土地に、35坪の建物、車2台分の屋根付きガレージと駐車スペース、広々とした庭が収まっている。

ウッドデッキ/「平屋には布団を干すところがない!と建ててから気づいたんです」とご主人。後付けでウッドデッキに手すりを設け、布団の干し場とした。

 戻る |  一覧へ  |  次へ