
無事に上棟を迎えられるのは 現場監督が支えている 知っていますか
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
朝から 大工さんが 奮闘中です。 無事に上棟をお迎えられました。
上棟は あっという間に 基礎しか見えなかったところに、みるみるまに
家の形が出来上がっていきます。
この段階では 柱、梁しかなく 家の骨組みでしかないのですが、屋根の形状が
出来上がると あーー 家 だなあ って 感じを受けます。
この作業は 1日で あっという間ですが、
実は その裏には みえていない 段取り っていう 下準備があります
当然ですが 材料の手配です。 構造材は 沢山の材木を使用します。
4tトラック 満載で 2台以上はあります。 この材木を 現場内に全て置けるのか。
置けないとすると どのタイミング、どこまでも材料を事前に入れておくのか。
構造をさせる大事な 金物の手配、準備です。 これがなくては 上棟も始まらない
骨組みがってできない 材木とは切っても切れない関係です。
骨組みの構造図面も 現場監督が指示、検討をしてきます。 平面図通りに
構造を組み上げるには どの大きさの材料をどこに使用し、 ここは抜いておく、
ここは 足しておく。 これも 設計者ではなく 現場監督が考えて指示をしています。
安全面からも 当たり前になってきましたが 工事用の足場が必要です。
昔は この足場もない状態で上棟の行われている時代もありましので、随分、危険な
作業をしたものだと。 足場の設置の手配、 足場の設置のタイミングも指示を
しなくてはなりません。
また クレーン車の手配です。
若かりし頃、先輩の現場監督がクレーン車の手配を忘れて、上棟 当時の朝に大慌て、
ってこともありましたね。 笑
一番 現場監督の泣き所、 職方の駐車場確保です。
ほぼ 現場内に作業員の車を全て駐車すること不可能です。 路上駐車をされている
建築会社さんも稀に見られますが、これは御法度です。 1台程度なら まあまあですみますが
3台、4台も連なっての駐車は 近隣の方に迷惑です。
これも 過去に迷惑というクレームがあり
現場監督が駐車場確保へ 奮闘せざるを得ない要因です。
上棟という場面は やはり 建築主のお客様にとって 最大のイベント。
お客様への連絡、当日、ご見学にいらした際へのご案内
あと、最大は 天候です。 天気が最も重要でありながら コントロールできない
厄介な問題です。 現場監督は 上棟1週間前から 天気予報を何度も何度も
見返しています。
どうですか、見えてはいない 影の努力があっての上棟です。
上棟の花形は 大工さん ですが、 いや、隠れた功労者 現場監督 に 私は1票投じます。笑