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建築家藤森照信氏設計|茅野市高部公民館

こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。

ジブリっぽくて人気、藤森照信建築
今日は楽しみにしていた企画がありました。
それは、茅野市出身の建築家藤森照信さんが設計した高部の公民館の見学です。

半年前くらいに竣工したのですが、建築途中も話題で持ちきりでした。
藤森照信さんといえば「タンポポハウス」や「守屋資料館」「空中茶室」など斬新だけど素朴な自然素材を使った建築で有名です。
最近はジブリの世界観を感じる、ということでとても人気、関心の高い建築家です。
自らの設計だけでなく「西洋建築」の研究家というイメージが強く、学生時代は藤森先生の著書を片手に東京の西洋建築探検をしたものです。

その藤森照信さんが故郷の高部の公民館の設計に携わって諏訪地域に素敵な建物を建ててくれました。

高部といえば先の土砂災害で甚大な被害を受けた場所です。
幸いにも新築の公民館は大きな被害はなかったようですが、朝行ったときにはその後遺症のストーブの配管の修繕工事がされていました。

私たちエルハウスのメンバーが見学できたのは、今の高部区長がエルハウスで20年も棟梁としてエルハウスの家を作ってくれた大工さんだったからです。
「勉強のためにぜひ見せて欲しい!」と無理を承知でお願いして願いが叶いました。
問い合わせが多く全てに対応しきれないということで皆んなが見れる訳ではなく、特別(内緒?)の計らいです。

「もう来てるから早く来い!」と朝から電話があり、急いで公民館へ。
「入り口はどこ?」ちょっと個性的な外観。外からはよく見ていたのですがいよいよ中へ。

玄関を入ると檜の床と塗壁の長い三角天井の廊下がまっすぐにあります。

そして大広間へ。

「わぁ!素敵!かわい〜」
灯籠のような和紙でできたカラフルな照明器具が何十個も枝から吊り下げられています。

棟梁の話によると一つ一つ区の子供達や皆んなで手作りした照明器具だそうです!

あいにくの雨で外からの写真はあまり撮れなかったのですが、外壁の焼杉の板も区民が手作業で焼いて作ったものだとか。

高部から諏訪大社前宮までのウォーキングコースには藤森照信さんの作品群が点在しているのですが、
確か同じように板を焼いて作った外壁の建物(確か竪穴式茶室だったかな?)があります。

木と土と石と砂がメインの素材の建物はどこか懐かしい、素朴で居心地の良さを感じます。
家づくりに必要なのは想像力と発想です。
このようなクオリティーの高い建物を見ることで刺激と感動を得ることができました。
棟梁ありがとうございました!

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