諏訪・松本の女性建築士ブログ|未来生活設計

  1. HOME
  2. 諏訪・松本の女性建築士|遠藤千咲ブログ
  3. 今更だけど住宅性能について

今更だけど住宅性能について

こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。

文系建築士が思う正直なところ
エルハウスにはエコ住宅というシリーズがあります。
かつてエルハウスは「安くていい家」を掲げて、家にお金をかけないで家族や教育、趣味や老後の安心などにもお金をかけられるような豊かな人生を手に入れて欲しいと、設備が充実してメンテナンスがかかりにくい、暖かい家を提供して来ました。
そして寒い諏訪地域の工務店としてもっと省エネできる暖かい家はで出来ないか?と開発したのがエコ住宅です。
結果的に2地域対応の性能と気密性が高い家になったという感じです。

COP21のパリ協定で全世界で地球温暖化、CO2排出削減の明確な指針が出てから住宅における省エネ、再生エネルギーが強く取り上げられるようになり、ハウスメーカーを始めとして性能住宅が知られるようになってきました。

エルハウスは実はかなり前からエコ住宅に取り組んでいて、エコ住宅を作り始めてから7年くらい経っています。
最近、お客様と話していて性能を重視する本当の目的を理解している人は果たしてどのくらいいるのだろうと思う事があります。

日本もパリ協定の締結国としてCO2削減の目標を達成しなければならないので、補助金などで新築やリフォームを奨励しています。
それに乗らないと!と思うことはよくわかりますし、受けれるものは受けた方がいいです。

ただ、断熱性能や1次消費エネルギー消費量、ZEH、HEAT20、低炭素住宅にトップランナー基準、長期優良住宅などなど、
私達建築会社の人間も勉強しなければどこの誰が推奨して補助金を出していて、どの性能ならばどんなメリットがあるのかどうかわかりません。
最近はYouTubeで勉強している人も増えて、プロより詳しい人も沢山います。

ただ、私は文化系建築士で、工学部をでている訳ではないのでどうしても違和感を覚えます。
偏見かもしれませんが、UA値のコンマ01、02で住宅の良し悪しを断言したり、数値のみを突き詰めたりと理系っぽいなぁと感じます。

暖かい家をどうして作りたいのか、私達一般人の目的は快適で省エネの家に住みたいという理由が大きいと思いますが、
本来の大元の目的は国と世界が地球の温暖化を抑えるために始めた政策(それ自体は大切な事です)にかなり操作されているなと感じます。
もちろん建築会社含めてです。
だって、パリ協定が結ばれた年をすぐ言える人は少ないと思います。
要するになぜ性能が大きく取り上げられているのか理由は知らない人が多いのです。

エルハウスがエコ住宅を始めた頃は一条工務店さんくらいしか性能のことを全面に出している会社はありませんでした。
それまでは設備のグレードがいいとか、自然素材とか、デザインなどが住宅の夢を膨らませる部分であったように思います。

性能の良い家を作るには断熱材やサッシなどお金がかかります。
そしてその証明書を取るのにも第3機関や国にお金を払わなくてはなりません。
これが最高というMAXもありません。
10年後にはサッシもトリプルと言わずクアドラプル、クインティプルが標準になっているかもしれません。終わりはありません。

暮らす地域にふさわしい性能、プランによる暖かい暮らしの工夫があればスペックだけを気にする家づくりに縛られることはありません。
どんなに性能値を上げてもそれは最高のスペックはないのですから。
と私は考えてしまいます。
こども未来住宅支援、住まい給付金などスペックのみ先走りしてちょっと不公平だなと正直思います。

見学会予約フォームへ

電話で問い合わせる

メールで問い合わせる

 

設計士 土橋千咲のプロフィールへ
お客様の声
イベント情報

関連諏訪・松本の女性建築士|遠藤千咲ブログ