建築現場での3大厄介ごとの1つ「雑草」と格闘してきた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
老いは感じません。…嘘です(笑)
建築現場での3大厄介ごとの1つ「雑草」と格闘してきました
建築現場での3大厄介ごとといえば、「台風(突風)」「雪」、そして「雑草」です。
今日はその雑草と格闘してきました。これから着工する建築地は、きれいに広がる緑色…と言えば聞こえはいいですが、実際には雑草、雑草、雑草!
建物の位置を測り出そうにも、雑草が視界を遮るほど生い茂っている状態でした。
建築をご依頼いただいたお客様が、自身で草刈りをしてくださいました。
「自分の敷地は自分で草刈りをする」ことで、土地に愛着が湧くと思いますし、住み始めてからも庭などの草刈りは必要になるため、慣れるという意味でもおすすめしています。
とはいえ、広い敷地となると大変です。特にこの時期、草刈りは熱中症寸前とも言えるほど過酷な作業。無理は言えませんが、それでも建物の予定位置だけでも刈っていただき、本当に感謝しています。
住まいの準備の一環として、ご自身で土地を整える姿勢には頭が下がります。
草刈り機(ビーバー)を使って雑草を刈り取っていきました
建物の位置を決めるには、土地の境界をはっきりさせることが必要です。
しかし、雑草、雑草、また雑草…境界が全く見えず、どこにあるのかさっぱり分からない状況です。
そこで、草刈り機(ビーバー)を使って雑草を刈り取っていきます。
気温は30度を超え、幸いにも曇り空で猛暑とまではいかないものの、作業を始めて30分も経つと汗が止まらず吹き出してきます。
この時期の草刈りは本当に過酷。
でも、きれいに整えられた土地を見れば、建築準備の第一歩が進んだ実感が湧き、少しだけ達成感も感じられます。
建物の縄張りは、現場監督、設計者、そして私の3人で行います。しかし、もし当日に草刈りから始めたとすると、1時間以上も草刈りに時間を取られ、肝心の縄張り作業にすぐ取り掛かることができません。
この状況を踏まえると、次のような2つの選択肢があります
1 人数をかけて一気に草刈りを行い、その後縄張り作業に進む方法
2 事前に草刈りなどの下準備を済ませ、当日は縄張り作業に集中する方法
私自身は、後者の「事前準備」を重視する方法が良いと思います。
なぜなら、**目的は草刈りではなく建物の位置出し(縄張り)**だからです。縄張り作業は複数人でなければ効率よく行えません。一方、草刈りは1人でも可能な作業です。
効率的な作業の考え方
・1人でできる作業は1人でやる。
・複数人でなければできない作業は、全員で集まった際に行う。
このように役割分担を明確にし、複数人が揃う時間を効率的に使うことで、スムーズに建築準備を進められると思います。
ガーガーとエンジン音を響かせながら、約2時間、雑草との格闘を続けました。
地面が見えるたびに、ようやく敷地の全貌が明らかになっていく感覚と同時に、体力の消耗をひしひしと感じます。草刈りは見た目以上に重労働。特にこの時期、30度を超える気温の中での作業は、熱中症との戦いでもあります。
それでも、雑草を刈り終えた後の達成感は格別です。「ここに家が建つんだ」という実感が湧き、次のステップに進む準備が整った気がしました。
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