図面表記の寸法と 室内空間のサイズは違います
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
お客様と間取りのお打ち合わせをしていく中で、必ずと言っていいほど
持ち込みの家具のお話がでます。
そんなお客様の不安は その家具は この場におけるのでしょうか、
入るのでしょうか。
という疑問が湧いてきます。その理由は 間取りから見て
室内の空間 壁から壁の 寸法がわからない という事が挙げられます。
図面を描くルールとして 図面に表記されている寸法は 芯から芯を表記している
寸法です。
芯とは 壁の厚み(柱)の真ん中を指しています。
つまり 柱のサイズによって 室内の空間の寸法が変わってくるという事です。
一般的な 柱のサイズは 105mmです。 120mmという柱を使用する時も
ありますが ほとんどの木造在来の家は 105mmの柱でしょう。
柱の芯 真ん中は 外側からも内側からも この105m mの2分の一 52.5mmが
柱の芯になります。
故に 室内の空間のサイズは 図面表記の寸法から 52.5m mを引いた寸法となりますが
室内 特に部屋は 壁と壁に囲まれていますから、 両側の柱分を加味しなくてはなりません。
ということから 表記の寸法から 105m mを引いた寸法になります。
ちょっとまった。
柱の室内側には 壁紙を貼るために、一般的な話ですが 石膏ボードを貼ります。
ということは 石膏ボードの厚み分も引かなくてはなりません。
石膏ボードの厚みは 12.5m mです。
これが、囲まれた室内ですから 両側 12.5m m✖️2=25m mとなります。
先ほどの柱の寸法を引く 105m mに 今回の25m mを足す、 と 130m mとなります
つまり
図面の表記に 1820mm とあれば 室内の寸法は 1,690mm
2,730mmとの表記ならば 室内の寸法は 2,600mm
ローカなど 多いのが 910mmと表記されていますから ローカの幅は 780mmと
なります。
間取りを検討されている方、 図面から見た 家具計画の時は
130m m 引いた数字を 内側 室内の寸法と読み違いてくださいね。

