諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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梅雨もサラッと快適に! 自然の力を活かす「風の通り道」

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

梅雨のジメジメとした湿気が「体」と「家」の両方に悪影響を及ぼすというお話をしてきましたが
マイホームを計画される方へ向けて、設計の工夫で湿気をコントロールする方法をお伝えします。

一年を通して快適な空間を作るためには、機械(エアコンなど)の力だけでなく、
自然の力を上手に活用する「パッシブデザイン」の考え方がとても重要です。

1. 家全体を深呼吸させる「風の通り道」

ただ窓をたくさん作れば風通しが良くなる、というわけではありません。
大切なのは「風の入り口」と「風の出口」をセットで計画することです。

  • 地域の風向き(卓越風)を読む
    地域の夏場の風が、どの方向から吹きやすいかを計算して窓を配置します。
    自然の風がスッと家の中を通り抜ける間取りは、湿気を淀ませません。

    ちなみに 気象データからは 西北西から風が多く吹いているというデータが
    あります。
    ただ 周辺の家・建物・立木・塀 地形などから その方角から風が吹くとは
    限らないです。
    海風、って知っていますか
    海風(うみかぜ)は、日中に海から陸に向かって吹く風です。
    陸と海の温度差によって発生し、涼しい空気を陸地へ運んで夏の気温上昇を抑えます

    太陽の光で陸地が海よりも早く暖められると、
    陸の空気が上昇し気圧が下がります。
    その気圧差を埋めるため、比較的冷たい海から陸へ風が吹き込みます。

    山風(やまかぜ)っていう風もあります
    夜間に山の斜面や山頂付近の空気が冷やされて重くなり、尾根から谷や麓に向かって吹き下ろす局地的な風のことです。
    日中に山へ向かって吹き上げる「谷風」とセットで「山谷風」と呼ばれ、晴れた日の夜に日常的に発生します

    この特性を知っていれば 川が近い、山が近い という立地ならば この自然の風の
    特性を活かすことも考えます。

    とあるお宅で 設計をした事例です。
    北側の部屋ですが 北側の方角には里山があります。 北側なので 日射は見込めない という
    ことで 和室にしたこともあり ゴロゴロと寝そべっている状態で 明かりを感じられないか
    と思い、畳面、低い位置に窓を設けました。

    夏場にその窓は日影になるのですが、 山から降りてくる涼しい風が入ってくる って
    お住まいのお客様に大変 喜んでもらいました。
    こうした 特性のもう一つに
    高低差を利用した換気(重力換気)
    暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動する性質があります。
    これを利用して、低い位置に風の入り口となる窓を、2吹き抜けの高い位置に出口となる窓(高窓)を設けることで、
    風がない日でも自然な空気の流れを生み出すことができます。

    単なる窓、単なる間取り これは誰でも描けることですが
    こうした効力を加味して設計をし、提案をすることが 重要なことだと思います

 

 

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