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住宅性能、住宅ローン|2022年の動きをまとめてみた

こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。

緊急!2022年は住宅性能において激動の年です
昨今住宅の性能についての情報が行き交い、家づくりを考えている人にとってはどこまで求めればいいのか、
とにかく等級が上であればいい家なのか、建築会社の営業の情報から興味を持ちネットやyoutubeで勉強されている方も多いと思います。

私が家を建てた15年前くらいは断熱についてはペアガラスから断熱サッシに変わって基礎断熱をしていればかなり性能の良い家として認知されていました。
今は長期優良住宅とか、断熱等級とか、1次エネルギー損失とか、G2、G3とか、性能評価とか、ZEHとか、何が基準なのかわからない不安があると思います。
実際、情報が錯綜し自分の意思で自分の求めることを決められる人は実際少ないです。

どのように変わってきたのか?
省エネ地域区分が6地域から8地域に細分化された平成25年は私はコーディネーターをしていたので、
住宅の性能値については今ほど興味はありませんでした。
きっと初めて家づくりをする人とそんなに知識も意識も変わらなかったです。

その後、コンサルタントとして住宅の相談を1から受けるようになり、勉強してやっと周りが見えてきた、そんな感じです。
平成27年まで経過措置がとられていたのでそんな急に変化もありませんでした。

ちょうどその頃エルハウスではエコ住宅が開発されて、UA値とC値に拘った高断熱高機密の家を発表しました。
正直、当初は標準の住宅より200万円以上高くなるエコ住宅はそんなに棟数の割合を占めていませんでした。
標準のコミコミ住宅は地域区分で単純に割り切れない寒い茅野、原村、富士見町で十分に満足して頂いていましたし、
いくら省エネと言っても光熱費だけで200万円の元をとるには20年くらいかかるので実感できないところもありました。

しかし、2、3年くらい前から住宅の性能を重視するお客様が増えてきました
間違いなく、国の政策による大手メーカーの取り組みやSNSを使った情報の開示が多く目立つようになったからです。

そして2022年の今年、性能の基準が一気に表面化し政策も実行されています。
特徴的なのが4月に新しくできた断熱等級5と10月に施工される断熱等級6、7です。

性能について側面的に考えることとは?
等級が上の家にできればステータスありそうだな、暖かそうだな、でもお金がかかりそうだな、そんなところが不安に思うところでしょう。
確かにそれはそうなんですが、何に影響があるかというと補助金、フラット35の金利、住宅ローンの金利、火災保険などに影響が出てきます。

それぞれがどうなるのかと言うことはここでは書きませんが(詳しく聞きたい方はぜひ個別相談に申し込んでくださいね!)、私がちょっと心配になったのは家づくりを考えている方にとって今か半年後かで大きな差が出るのではないかと言うことです。
金利は上昇傾向、高性能な住宅でないとフラットの金利の優遇に差が出る、材料の高騰による建築費の値上げ、収入が伴わないインフレとかなり深刻な状況になりそうです。
国も政策を遂行するために補助金は高性能住宅に贔屓して決めているように見えます。(CO2削減の大義名分があるので何も言えないですが。。。)
建築費が10年前と比べて200万円以上は上がっていますが、それ以上に給料は上がっていません。
35歳で家を建てた10年前の人と今35歳で家を建てる人にとっては200万円以上負担が違うということになります。
確かに金利は高かったけど借り換えできるからそこは解決できるのです。

車もずいぶん高くなっていますね。
食品、日用品もなんとなく金額が上がっています。

私が目指していること
家づくりを考えている方は将来を見据えたライフプラン、何にお金をかける人生を望んでいるのか、人生の優先順位はなんなのかを真剣に考えることがとても大切な時代になりました。のんびり屋な私でも心からそう思います。
私は性能より先にまずこのことについてお客様と話をしています。
なぜなら性能のいい家を作ることが私がコンサルタントをしている一番の理由ではないからです。
私が目指すのは全てに於いて快適で幸せに満足して暮らせる家です。

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