建築会社の倒産が増加!倒産しない建築会社を見極める13のポイント
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
やばいよ、建築会社の倒産件数が増加しています
コロナ禍から始まったウッドショックに続き、資材の高騰が止まらないことが、業界全体の悪循環を引き起こしている要因です。さらに深刻なのは職人不足です。物件があっても手をつけられる職人がいなければ、工事が進まない。結果として、完成しない物件が増え、資金繰りが難しくなるという悪循環が生まれています。
これから家づくりを考えている人には、不安が尽きないです。
ローコストで家を建てていた会社ほど苦しんでいる
業界では「ローコストで家を建てていた会社ほど苦しんでいる」と言われています。薄利多売のビジネスモデルは、建築棟数が減少した時に資金を回すのが難しくなるからです。特に、社員数が多い会社ほどその影響は深刻で、資金繰りが一層厳しくなります。
さらに、こうした状況下で無理に仕事を確保しようとすると、利益を圧縮した受注を繰り返すことになり、結果として負のスパイラルに陥ってしまうのです。この悪循環が、ローコストを掲げていた会社をさらに追い詰める要因となっています。
県内外で材木を扱うプレカット工場の倒産が相次いでいます。この状況を見るだけでも、建築業界がいかに厳しい状況に置かれているかが伺えます。それ以上に、正直なところ「工務店やメーカーが多すぎる」と感じてしまいます(笑)。
政府は建築会社を淘汰しようとしている。大手だけが残ればいいと考えているのではないか。
ふと、6年前に聞いた言葉を思い出しました。
「政府は建築会社を淘汰しようとしている。大手だけが残ればいいと考えているのではないか。」
その発言は、家の性能基準を決める流れを指してのものでした。性能基準を明確にすること自体は間違いなく正しい方向性です。しかし、その結果、基準に対応できない建築業者は自然と淘汰される。つまり、ついてこれない業者は要らないという厳しい現実が背後にあるのではないか、という指摘でした。
この厳しい業界の中で、いかにして生き残り、顧客にとって価値のある家づくりを提供し続けられるかが問われています。
これから家づくりをしようとしている方にとって、信頼できる建築会社を選ぶことはとても重要です。倒産のリスクが低く、安心して任せられる会社を見極めるためには、以下のポイントをチェックしましょう。
倒産しない建築会社を見極める13のポイント
・なぜだかわからないような値引きをしてきたとき
・サービス工事が多い
・自社のオーナーさんを大切にしていない、口コミが少ない
・クレーム トラブルから逃げている、放置している
・どこのメーカー、工務店より安い価格を提示している
・安い家が最高だと 家は安いのがいいと思っている
・自社で不動産を買うようになった そして建売物件を多く建てる。
・職人さんが定着していない 職人さんから評判が悪い
・短い工事期間で建物を完成させようとする
・住宅のバリエーションを持っていない、 性能に無知。
・中小なのに 支店がやたらと多い。社員数と建築完成の数が見合っていない
・働く社員、メンバーが生き生きしていない。
・社長、経営陣が高級車を乗りまわし 金のネックレス、ブレスレットをしている (偏見か 笑)
あー、あくまでも私の主観です。業界の方すみません。
実は、私が以前働いていた会社も倒産を経験しています。その後、会社が立ち直るまでの過程を間近で見てきました。だからこそ、「倒産」という現実がどれほど厳しいものかを、身をもって知っています。
その経験があるからこそ、今こうして「倒産しない建築会社を見極める方法」をお話しする際にも、自分なりの視点を持っているつもりです。経験を活かして、少しでも信頼できる情報をお伝えできればと思っています。