諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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諏訪・松本で【土地】を購入するまえに抑えておきたいポイント

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

土地を購入する目的は、 家を建てること、または、投資のために、資産として換金しておくため、
この3つの理由のどれかと思いますが、前提は、家を建てるこのを目的として、土地を購入するかたむけに話をします。

 

1、なぜ土地を購入するのか


家を建てたいから、ということだと思いますが、そもそも、なぜ?建てたいのか、と振り返ってください。
理由を明確に言葉にすることが、これから始まる家づくりにはとっても重要なことです。
家賃がもったいない、毎月支払いを続けるのであれば、一生支払っているのならば自分の物になったほうがいい
なるだろう、という方が多いはずですが、これが一番危険な理由です、その訳は、家賃=住宅ローンの支払いという考えに陷入りやすからです。 今支払っている家賃は、この先支払い続ける、本当に適正な金額なのか?将来、35年間支払い続けることができるのか?と 家計を見直してみてください。

賃貸での最大のメリットは、家賃が高いと思ったら、安いところに引っ越すことができます。また、住む場所が気に入らない、合わないと思ったら住処を変えることが安易にできます。
つまり、土地を購入し家を建てるとは、将来へ、人生設計を左右する大きい買い物です。一時的な感情に流されないで、冷静に判断することが 第一歩の始まりです。

 

2、場所はどうやって決める?

一番、気にされるところですし、一番のポイントです。
通勤、通学からの距離、お子さんがいる方は、学校から実際に歩いてみることです。大人の足では通えると思ったとしても、実際、子供の歩くスピード、感覚は違います。お子さんを連れて歩いてみることで、また、子供の感想を聞いてみましょう。 大人はちょっと遠いと思うかもしれないですが、意外に、通学の景色や、通学の環境などから、子供には苦にならないこともあります。 お子さんが、まだ小さいのであれば、近所に住む家に思い切って様子を尋ねることです。このくらいやっていいのです、一生ここで暮らすことを考えたら、遠慮、恥ずかしいなど言っていてはいけません。

車社会の生活を前提で話をします。
駅からの距離、バス停からの距離、も重要です。 高校生から、もしかして中学生から、公共交通機関を利用されることもあるはずです。 駅や、バス停など、お子さんの送り迎えをしている方が多いのが現状です。なぜなら、歩いて行くとなると莫大な時間がかかる、朝の時間は、通学の時間から逆算をして起きることになり、歩く距離が長い=朝は早起き、時間が足りないからです。働きながらの送り迎えは、親御さんにはとても負担になります。 たった3年間、6年間という考えから気にしなくてもいいかもしれませんが、通勤であっても、公共交通機関は利用する機会はあるかもしれませんし、年老いて車を運転することが不可能のときは必要になるからです。

買い物が便利 という声も聞きますが、個人的には、あまり気にしなくてもいいと思っています。歩いていける距離がいいと思っていても、実際、歩いて行きますか? 買い物をした荷物をもって歩きますか?車で行くと思います。であれば、さほど問題ではないのではと思います。もちろん、気軽な買い物となれば、歩いてコンビニという考えもありますが、ここまで、こだわるとなかなか希望の土地に巡りあえないかもしれません。

 

3、大きさ、広さ

土地を探し始める時に、一番、わからないことです。一体、どのくらいの大きさなら良いのか?
この土地には、車を2から3台駐車できますか?という質問を多くいただきます。
まず、理論から説明します。 車、1台の必要なスペースは2.5mX5m=12.5m2
3台分としたら 37.5m2
家の大きさ、 35坪4LDK 総二階 1階にあたる建築面積は  約 58m2
家の周囲 3方向の隣地から余裕距離 1m、駐車スペースからの離隔1mと考え、約39m2
庭、家庭菜園のスペース 4mx4m=16m2
 これらを 合計すると  150.5m2  (45.6坪)
 ですが、これは、土地の形が長方形、正方形としてまた、道路に接している土地の間口を8mと想定しています。ですので、変形した土地も考慮すると、1.2倍の 180.6m2(54.7坪)が必要になります。
一つの目安です。 これ以下の大きさであっても、家の間取り(設計)により十分可能になります。

4、形、地形


先に述べた、目安の土地の大きさですが、あくまで平坦な土地(道路との高低差がない)を想定して
いますが、道路との高低差があればもっと大きい面積が必要になります。高低差があると 例えば、
道路から高い土地であれば、スロープを造る、また、土地の土が流れでないようにする土留めの工事
の必要になります。 逆の低いのであれば、土地を嵩上げする工事も必要になります。 これらの
工事費がかかるという事を想定しておく必要があります。
 軟弱地盤とわかっていれば、基礎工事前の地盤改良工事の費用も検討する必要もあります。
形にかんしていえば、 四角に近い形ほどいいのですが、整形地は価格が高めに設定されている場合があります。 旗竿地、三角、台形となると、家を建てたときに無駄なスペースが生まれます。ですが、これは、家の設計計画により、無駄ではないようにもできます。むしろ、変形した土地だからという理由で、土地の価格を下げる交渉の糧にもなる時もあるでしょう。決して、変形地が、ダメということでは無いのです。

5、周辺の状況


まず、周囲を見渡してみます。 そして、方位磁石を使い、(方位磁石のアプリをダウンロード)具体的方角を確認します。 そして、東西南、隣地の家や、高い木を確認します。これは、陽あたりを確認するためです。 もう一つは、離隔です。窮屈な状況になるのか?隣の家、障害物との距離です。 分譲地で、まだ家が建っていなければ、その空き地に、どのように家が建つのか想定する必要があります。
これらも含めて、陽当たりは難しいですから、建築士などに相談されるのが一番です。仮に陽当たりが悪そうであっても、建築計画の工夫で克服できることもあります。ですが、全て陽当たり通い、また 北側までも気にするので分譲地はやめておいたほうが良いです。必ず、家に囲まれる可能性があるからです。
前面道路の大事です。
道路の広さから、車の転回も考える必要がありますが、気にしてほしいのは、交通量です。これにより、プライバシー空間が保てるのか、静観な暮らしができそうなのか。です。便利=静観 ということは少ないですから、この辺りは、優先順位を決める事をお勧めします。
そのほか、公園があれば公園の位置、隣地に用水路などあれば危険度、そしてゴミステーションの位置、ご近所の状況、地区行事、地区へ加入の区費、毎月の区費も確認しておくほうが良いです。 生活に直結することですから、こんな筈ではなかったということを潰しておきましょう。

6、方角


最後に最大のポイントです。 購入予定の土地の接道の道路がどの方角か。 これは、土地の価値と購入価格にも関わることです。 南面道路の土地が一番の人気です。 道路により遮るものがないため、陽当たりがある程度確保できることが理由です。 ですが、デメリットは、陽当たりを考慮すると南に部屋を配置します。つまり道路側ですから、プライバシーが失われます。
北側の道路であれば、北側に駐車スペースをとることが多くなりますので、冬場に自分の家の影になり駐車スペースの雪がなかなか溶けないというデメリットがあります。
東、西接道道路は、建築計画に関係してきますので、その辺は推測できないでしょう。ですから建築士に相談するのが一番です。では、なにを建築士は気にかけるのかというと、土地の形から入り、 建物配置計画をし、南や西側の隣地からの距離がどのくらい保てるのかを考えます。また、近隣の家の位置も考慮して、最大限の陽当たりを考えています。

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