諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

来月、お引き渡しをするお客様の完成をしたお家に社内検査をしてきました。

お仕事のリタイヤ後に住まわれる、終の住処です。　終の住処というと平屋、１、２LDKとコンパクなお家をイメージされるかと思いますが、娘さんや、お孫さんなども来られてときに、泊まれるスペースも必要ですし、理想のマイホームには、こういう間取りにしたい、こんな感じの雰囲気したいなど、奥様の夢、希望があってのお家でもいいのです。

とある完成見学会にご来場いただきました。ご覧いただいたお家は、２０代後半の若い世代のお客さまのお家。黒を基調とした外観。真っ白な内装と吹き抜け。ブルーグレー色の内装のドア。個性が強く出ている、男前の雰囲気の最先端と言っていいほどのデザインのお家です。

主観で恐縮ですが、ご夫婦の年代からは好まれない、デザイン、参考に見ていただくような内装、雰囲気ではないと思い、このような家を造りますが私たちは自由設計ですから、内装、外装、デザイン、自由に選ぶことができます、今回は、部屋の大きさ間取りを参考にしてください。と、ご案内させていただきました。

お話をお聞きすると、立派な一戸建てのご実家がありますが、同居ができるように改装もされているようですが、職場から、また、お子さんの通学も考えて今まで同居されることを躊躇してきて、とうとう、この歳まで借家住まいできてしまいました。子育ても終わり、定年も視野にいれ、また、年老いたお母さんの側にとも思い、同居も考えてもみましたが、奥様は若い頃から自分の住んでみたい家があるということをご主人が知り、実家の空いたスペースに家を建てると決心されて、ハウスメーカー、工務店を廻っているそうです

奥様からは、私たちはローンは組む歳ではないので、限られた予算で希望を叶えたいとお話がありました。その、お二人のご様子、奥様の表情をみて
私から　ぜひ、「夢を叶えてください」とお話をしたのを覚えています。
まだ色々な建築会社を見てみたいという、また、具体的には早いかな・・ということで、次にお会いするお約束もせずにその会場を後にされました。

それから、３ヶ月くらいだっだでしょうか。突然、家づくりをお任せしたいです。と、連絡をいただきました。
まだ、１回しかお話をしていない、お会いしていないにもかかわらず、唐突すぎて私も躊躇してしまいました。

私たちには、嬉しいお言葉ではありましたが、１回しかお会いしていませんし、私たちの家のこと、仕組みもまだご説明をしていない中で、どして決める気持ちになったのですか。と尋ねると、「夢をかなえてください」と言われたことが、嬉しく、ずーと脳裏にその言葉が残っていました。きっと、私たちの　夢を叶えてくださる　と思ったからです。　と奥様がお話をしてくださりました。
ご主人も、奥様がこう言っていることもあり、私も、この会社さんだったら任せることができると感じたからです。
とお話をいただきました。

私たちには、「かなわない夢はない」という　創業からの理念があります。
家づくり、最初はみなさん、無理？という　勝手な思い込みがあります。ですが、多くのかたがマイホームを手にいれているのはなぜでしょうか。　「夢」を実現しようという思いだけです。　その思いを持たなければ、また、思い続けなければ実現は不可能です。そのように、躊躇されているかたの肩を叩いてあげる、気づかせてあげることが
私たちの会社が存在する意義があります。

いま、こうしてご実家の空いたスペースにお家が完成しました、もち論、思いだけで建てらてれのではありません。
敷地内の造成、伐採にはじまり、先祖からの土地が、農地と宅地が入り乱れて、お隣さんとの境界、また、道路との界すらはっきりしていないことを、一つ一つ解決をして進めました。　思いもよらなかった費用もかかりました。
娘さん、お孫さんへ引き継ぐ先祖からの土地を自分たちの代で整理しておくことも、重要だと考えたからです。

紅葉がはじまろうとしている、黄色と緑のコントラストん美しい風景が眺められる、素敵なお家になりました。