思うような土地に巡り会えない理由とは?土地価格の値付けの裏話
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です😀
ちょーがつくほどいい天気の中、お客様の地鎮祭でした。おめでとうございます。
目次
思うような土地に巡り会えない理由
さて、土地探しでお困りではありませんか?
そう、思うような土地に巡り会えないと悩んでいる方は多いです。
巡り会えない理由は、まず予算を「決め打ち」しすぎていることにあります。
「予算内で」と決めつけてしまうことが原因です。
土地の予算が少額になればなるほど、選べる土地は限られてしまうのは当然です。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは、予算以上の土地は無理だと決めつけていませんか?
どういうこと・・・?
地主さんには2種類いる!
まず、土地の価格がどう決まっているのかを考えてみましょう。
地主さんには、売りたい・手放したいと思っている人と、「いつか売れればいいな」と考えている人の2種類がいます。
前者の地主さんは、手放したいので買ってくれる人に耳を傾けます。一方、後者の地主さんは、売れたらラッキーと思っているため、決して「買ってください」とは言いません。
どちらのケースでも不動産業者さんが斡旋・仲介に入ります
ですが、どちらのケースでも不動産業者さんが斡旋・仲介に入ります。そして、その時に値付けをするのが不動産業者さんです。不動産業者さんは、売れる価格を基に値付けをします。
つまり、土地の価格は地主さんが決めているのではなく、最終的にはプロの第三者である不動産業者さんが決めるのです。
過去、値決めに立ち会った時の会話
地主「買った時はこのくらいだったんですが・・」
不動産「今と時代が違いますから・・ 」
地主「あーやっぱり、どの位の売値が相場なんですか」
不動産「調べてみます」
後日
不動産「路線価から調べて、こんな額ではどうでしょうか」
地主「えっ、たったそれだけ?」
地主「手放したくなくなった・・、でも残っていても管理も大変だし」
不動産「では、相場の少し上、高めで出してみましょうか」
不動産「1ヶ月、2ヶ月ネットに出し様子を見て、反応がなければ下げましょう」
地主「よろしくお願いします」
土地が売れた時、不動産業者さんの取り分は土地の売価の3%です。この手数料は、地主さんと買主さんの両方からもらいます。これが斡旋の手数料です。
たとえば、土地の価格が100万円下がったとしても、不動産業者さんの手数料は6万円の違いに過ぎません。もし価格が50万円下がった場合、その半分の3万円にしかなりません。
1000万円の土地であれば 60万円が手数料として入ってくる。
その土地を100万円下げても54万円が手数料として入ってくる、
不動産業者さんは6万円下がったとし、全く投資はしていない。ネットへの広告掲載費だけ
仲介物件では、不動産業者さんは地主さんでも買主さんでもないということは分かりますよね。ただし、地主さんと斡旋契約を結んでいるので、どちらかといえば地主さん寄りです。しかし、価格については中立的な立場です。
ということは…買う側が値引きを申し出ても、不動産業者さんはその要求に対して中立的な立場を保つことになります。