諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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能登半島地震 建築士実務者としての 見解です

🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀

色々なことが 見えました。 確証できました。大丈夫です。 安心してください
家を建ててください。

視察で 注目したのは 倒壊、半壊している街の中において、 倒壊はしていない、
室内の状況はわかりませんが、外観から見て、修理などをしなくても良い家もあるということ
共通として 新しい、築年数が浅い家です。
おそらく 建築年数として 20年以内ではないかと 中には10年も経過はしていないと
思える家もあります。

隣接の建物に対してどうでしょうか。 家の4隅に耐力壁を求めた方がいいと、今までは考えていましたが
この通り 無傷ですね、ですが これは 真四角に近い作りからだと思いますし、
右側の大きい窓はリビングですね、その上は吹き抜けです。

こちらは 朝市 焼け野原になってしまった1つ通りを挟んで建っているお宅が2件です。
かなり新しい住宅です。 流石に 揺れが激しく 窓ガラスは損傷していますが、外壁面は無傷です
手間の電柱 の 傾き加減から揺れのすごさがわかると思います

建築された場所にもよるのでしょうけど、 古い建屋が並ぶ街、通りに比べて
様子が違うことがわかると思います

あと、写真下の家は 基礎 (コンクリート側面)を見ると
ここ20年以内に主流となった ベタ基礎です。 外部に打ち継ぎの目地が見えるのことから
確実に築年数が 浅いということが判ります
家の4隅も、しっかり壁があることから 4隅に耐力壁を確保しています。
上下の窓位置も揃っていることを確認しました、 柱、柱で力が伝わっています。

交番ですが 無傷です。 病院、学校、消防署、警察などは 構造強度レベルを
耐震性能3等級レベルが義務付けられています。 駐在所もそうなのか?って 不明ですが、
重い瓦屋根と、 家のバランスが悪い家ですが、 外観的に無傷です

最後に この家に注目してください  何を感じますか・・・?外観が素敵とか  かっこいいとか 笑

違います。  新しいから・・、違います。
着目して欲しいのは 平屋ってことです。  今まで 現場の被災をレポートしてきましたが
倒壊をしてしまっている家の共通は 2階、3階の建屋です。 古い平屋を探しましたが
倒壊はしていませんでした。 ( 完全に潰れている建屋は 平屋であったのかどうかは不明ですが・・)

そう、平屋は人命を守れる家ではないでしょうか。 ということです。

そして そして、近年に建てた家は損傷は少ない。 これは 過去から建築基準法が
代わり 耐震性が増してきているわけですが、  1981年以前の建物はほぼ倒壊
【旧耐震基準】1981年5月31日以前に建築確認申請が行われた建物に適用
【新耐震基準】1981年6月1日以降に建築確認申請が行われた建物に適用
【2000年基準】2000年6月1日以降に建築確認申請が行われた建物(木造)に適用

2000年基準の家では 倒壊はま逃れるという事実です。
耐震等級3が必須だとか 言われていますが、  私 個人の意見ですが、
必ずしも 耐震等級3でなくても良いのでは?? って思いです。 安全性を高めておく
ことは否定はしませんが、
震災が起きるたびに 耐震等級3だなんだと騒がれますが 現行の最低基準でも十分に
倒壊は防げると思います。 ただ、 室内の影響、家具の倒壊などからは
強固にしておいた方がいいと思いますが・・。

そうした時には、制振ダンパーが きっと役立つはずって思いました。

エルハウスが採用している制振ダンパーはこちら⇩
制振ダンパーミライエ

とにかく、人命を守る この一点です。  今回、倒壊した家屋、 焼け後の家に
花がお供えをされていた様相を多く見ました。 まずは、命です。
命を守る家。  現在の基準法を満たしていれば、、あとは、造り手が 丁寧に手を抜かない
確実な施工を施せば 大丈夫。あくまでも これは 私の主観ですから・・・。

 

家づくり、始めたいけど色々と不安。。。

そんな時は、お気軽にご相談くださいね。
建築士&長年の現場監督経験をもつ池原が丁寧にご相談に寄り添います。

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