
社長が徹底解説!エルハウスの外装材はなぜガルバリウム鋼板なのか
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
某メーカーのエリア責任者の方とお話しをする機会があり、その方のご自宅は熊本市だとか・・。あの2016年に起きた熊本地震で一番影響のあった、益城町に近い場所にご自宅があり、家の室内は足の踏みどころがないほど、メタメタになったそうですが、築20年の家は倒壊はしなかったそうです。
ただ、家の状況診断では半壊の判定。「えっ、半壊ってどういう状態ですか」と尋ねると「壁にヒビが入った」とか。外装の仕上げはジョリパットだそうです。
塗壁は揺れなくても割れる可能性がありますから、あれほどの地震、割れることとは
普通ですね、と私は思いました。
目次
地震対策は「制振ダンパーの設置」で十分なのでは?
現行の建築基準法に基づけば、「制振ダンパーの設置で十分なのでは?」という思いが、ますます強くなります。
3月7日のブログ記事
家づくり「生涯ノーメンテナンスで持続する材料」ってあるの?
家にもメンテナンスは必要ですが、できるだけメンテナンス費を抑えて暮らしたいと思うのは当然のこと。私も賛成です。
ただし、「生涯ノーメンテナンスで持続する材料」があるなら理想的ですが、果たしてそのようなものは本当に存在するのでしょうか?
仮に存在したとしても、その材料を使用することでイニシャルコスト(初期費用)は大きく跳ね上がるはずです。
つまり、将来のメンテナンス費を先に支払う “先行投資” という考え方になりますね。
エルハウスの外装「ガルバリウム鋼板」のメリット
エルハウスの外装は、ガルバリウム鋼板です。屋根に関しては、雨漏りの可能性が少ない
のが「ガルバリウム鋼板」です。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は25年から30年と言われています。弱点は錆。
錆が出るのは、傷などがあると、そこから錆が生じて穴が開きます。
逆に、錆なければ耐久性としては持続します。
エコ住宅では、外壁材にガルバリウム鋼板を標準としています。
外壁というと知る人は知る、必ずどのような外壁材料を使用しても、コーキングを使用している部位があります。このコーキング材の耐用年数は、10年前後です。
であれば、コーキングを使用する箇所が少ない外壁材は・・・ってことで、ガルバリウム鋼板の外壁材なんです。
屋根形状は複雑な形状にしないこと!
家自体の形状もメンテナンス、耐用年数との関係があります。
まず、屋根形状とすれば複雑な形状にしないこと。一番シンプルな形状は片流れと言う形状です。この片流れ、形状からの雨漏りリスクはゼロです。
ただし、2階建ての建物の一部が1階部分で、その屋根形状が片流れであったとしても 屋根と外壁部分が取り付く箇所が、弱い部位となります。
ここで書いていて、「あれ?そういえば片流れ屋根の形状で瓦の仕上げってあまり見たことがないな?」と思い、ネットで検索してみました。確かに見つかるには見つかるのですが、片流れ屋根の水上(頂部)部分が、瓦の収まりが複雑になるようです。
瓦業者さんは、しっかりと雨漏りしないように施工すると思いますが、仕掛けが複雑になるほど難易度が上がり、雨漏りのリスクが増すのだろうな、と感じました。
「三州瓦の神清さんのHPから です」
ガルバリウム鋼板の屋根の頂部が複雑ではないか、ということではありません。ガルバリウム鋼板の頂部の収まりも実際には複雑です。簡単・簡易に施工することはできますが、その場合、通気に問題が残ります。もちろん、通気を確保した作り方も可能ですが、その場合、上部の瓦の頂部と同じように複雑になります。
えーー、では片流れ屋根形状もよくないんじゃないか、と思うかもしれませんが、結局は建築会社や施工者がこれらのリスクを理解し、しっかり施工しているかどうかが重要なのではないでしょうか。
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