諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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和室って一言で言われても、 和室という表現は曖昧。

🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀

今日は、祭日です。昭和天皇の誕生日です。
私たちの子たちは 平成の生まれ。 昭和天皇言ってもピンと来ないでしょう。
時代を感じますね。

祭日ということもあり、お客様から建築中の現場を見たいとお願いをされ
ご案内です。 祭日のために、現場のお仕事はお休みです。 シーンと静まり返っている
建築現場でした。

さて、最近はめっきり和室という部屋を作らなくったのですが、今回、
珍しく和室を希望されるお客様が2軒立て続けにいらっしゃいまして
若いメンバー 若い大工さんに至って 和室の部材の名所は知らないようです

そもそも 和室を建築者として考える、触れる機械がないから仕方がないことですが、
私たちの年代が、やがて引退をしその後に・・と考えると、今回の案件はいい機会だと思います。

そもそも 和室っていう表現は、曖昧で、 畳だけがあれば和室と呼んでいのか、
障子、襖が欲しいと言われれば和室という認識を持つべきなのか、さもなければ
床の間や、床柱がなければ和室っていう表現にあてはまらないのか、
柱が見えている真壁収めでなくては 和室と呼ばないのか、 っていうことが
わかりにくいかもしれません。

今の住宅建築において、 柱を見せずにクロス(壁紙)で覆ってしまう
大壁と呼ぶ仕上げの部屋が多く、そこの床を畳敷にしただけが 和室っていう
表現がされていますので、
お客様との希望を聞く際には、和室が欲しいーという希望の時には、
どこまでを欲しているのか、細かい聞き取りが必要なんです。

ですが、 和室の仕上げの仕方に始まり、独自の名所が判らないというのが
今の若い年代だと思います。ネットで検索をすれば、ひと通りの情報を
得ることができます。 ですが、そもそも本和室っていうことを知らない場合は
質問すらできないでしょう、 今回、エルハウスの若いメンバーには
いい学びの機会をもらいました。

畳の部屋は割と多いですから 畳寄せ はわかりますが、
真壁の和室となると、 ??? って感じに。判らないようです。
和室に使う部材にはそれぞれの名所、
床柱を始め、長押、落とし掛け、中床(とこ) 本床、床の間、 地束、 地板、床摺、無双
これらの名所には 見たことはあっても 名所を知らない っていうところだと思います。

 

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