諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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災害救護技術に 断熱・気密の知恵あり

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

災害時に避難所となる大勢の人が集まれる場所は体育館や公民館など。真冬の避難では体育館の
底冷えが、避難者にとっては更なる過酷な状況になるそうです、 低体温症。
山岳遭難も、疲労困憊から低体温症で命を落とす。

通常の居住空間では 自分の体から発熱される熱が壁など囲まれた空間で保たれるのですが、
広い体育館ではとてもその効果を得られるような環境ではないらしいです。

そういった避難者の避難先の環境などの改善に努める 赤十字社災害救護研究所の 「栗栖 茜」先生から
断熱、気密について調べている間に、エルハウスのホームページを見つけて
話を聞かせて欲しいと 電話をもらい お会いする機会をいただきました。

阪神淡路大震災から、東日本大震災と避難の実情、プライバシーの確保の教訓から得た ダンボール利用での囲い
で随分環境が改善をされたということですが、 真冬の体育館では寒さからの低体温のリスクはまだまだあり
改善が必要だという
段ボールは 空気層があるため 床にそのまま寝るより、段ボール1枚を敷き込むだけでも全く違う、
実際に 阪神淡路大震災の時に、災害救助で訪れたときに寝る場所さえないために、床で寝ざるおえない
被災者だけではなく、救助者も含めた災害時の避難所の環境改善を考えているそうです

私は住宅事情の断熱事情しか話ことがなく お役に立てたんだろうか、って思いますが
栗栖先生 山登りが趣味だとか、 80歳になる今も奥様と一緒に山に登そうですから、すごい。
私もその年代になっても登れるんだと 勇気づけられました。

訪ねた時間の大半は山登りの話で終わったような 笑 八ヶ岳での遭難者の話など 医療従事者から感じた
話は貴重でした。1時間ほど話をした 帰り際に 山に登なら君にこれを差し上げると1冊の本を差し出され、
その本は 「アコンカグア山頂の嵐」との題名 アコンカグアというと 南米大陸の最高峰の山。 先日も偶然
この山への登頂動画をYouTubeで見たので 名前は知っていました。
Aconcagua 13.JPG
「ウィキペデア 引用」

先生が登った記録かな聞くと いや 1944年の登頂の記録だよって。まだ 2、3ページしか読んでいませんが
低体温症、高山病のなかでの登頂の記録が書いてある 、なるほど、山での病と、避難所で起きる病いは共通だから
先生は 研究をされているんだなと 勝手に納得。

本の表紙をよく見ると この本は翻訳をされたんですね 翻訳 「栗栖 茜」ってかいてありました。 スペイン語をかな?
後でわかりましたが 先生は 元外科医 医学博士でありながら 海山社という出版社を自分でやっておられる方でした

今年の1月にスキーBCで 大怪我をして現在もリハビリ治療中、 山に登り始めて3年目、 建築の世界に入り27年目
何かをやっているから天からの声か、こういう方にも出会って感じろ お前には必要なんだよって 言われたような気がします
天に出逢いに感謝、 いつか 一緒に山に登れる機会があると嬉しい。

 

 

 

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