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Vol.22|木村尚義著「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門」|ラテラルシンキングでAIとの差別化を図る|ずるい考え方は人間の特権

ラテラルシンキングでAIとの差別化を図る
~ずるい考え方は人間の特権~

著:木村 尚義
「ずるい考え方〜ゼロから始めるラテラルシンキング入門」より

Check point
●「論理的な思考」と「ずるい考え方」とは⁈
●両者を組み合わせると思いがけない結論が‼
●ラテラルシンキングは、AIに勝る⁈

ラテラルシンキングという思考法を聞いたことはありますか?

思考法として、広く知られているものには
ロジカルシンキングがあります。
「論理的な思考」のことです。
物事を順序立てて正解へと導くので
「垂直思考」とも呼ばれています。

それに対して、ラテラルシンキングは、
「水平思考」と呼ばれます。
前提や条件にこだわることなく、
自由奔放に発想する思考法です。
固定観念にとらわれないので、
「その手があったか!」と良い意味で
ずるいと思われる考え方です。

例えば、
「13個のオレンジを3人で分けるには?」
という問題に対して、
あなたはどう答えますか?

一般的に良くあがる答えとしては、
「4個ずつ分けて余った1個を3等分する」や
「はかりを使って同じ重量ずつ分配する」などが
考えられます。

これはロジカルシンキングの発想です。
公平に分けるという目的に向かって
論理的に掘り下げているからです。

その一方で、ラテラルシンキングの発想では
どのような考えになるでしょうか?
一例を挙げるとすると「全てのオレンジを
ジュースにして同じ分量で分ける」などがあります。

こういった発想は、子どもの方が得意なようです。
成長と共に身についてしまう経験や常識だと
思い込んでいるものが邪魔してしまうのです。

もちろん、ラテラルシンキングには唯一、
絶対の正解はありません。
いつも走っている思考のレールを外れたとき、
画期的な解決策が見つかるはずです。

物事を考える際には、
ロジカルシンキングとラテラルシンキングを
組み合わせることが有効です。

ロジカルシンキングで思考を答えに向かって垂直に、
一直線に向かうだけでなく、ラテラルシンキングで
水平方向に広げることで意外と時間がかからずに、
そして、思いがけない結論に辿り着くなんてこともあります。

コンピュータはロジカルシンキングが得意です。
10年後に無くなる・AIに奪われると言われる仕事は、
このロジカルシンキングの仕事が多いです。

ラテラルシンキングを身につけ、
自分だけのオリジナリティを発揮することで
自分自身の価値を高めましょう。


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