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普通の村人の家に宿泊させてもらう【福田のアフリカの思ひ出5】

こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。

今回は福田のアフリカの思い出シリーズ第5話です。
昔、自転車でアフリカ大陸を放浪していた頃のお話です。

前回までのお話はこちら

道の舗装がなくなり、夜がやってきてしまう。。。

前回は、マサイ族マフィアにタンザナイトを買わないか?と言われたお話でしたが、今回は普通の村人の家に泊まるお話です。

事の発端は、「急がば回れの鉄則」を破ったことから始まります。
100キロほど迂回すると、きれいな国道のところを、「まっすぐ行ってしまえ!!それも冒険だ!」などとルートを取ったところ、
道の舗装が終わってしまいました
「急がば回れ」分かってはいるのですが、ついつい面白そうだから真っ直ぐ行ってしまいますますよね。

しかも、丘陵地帯なので、アップダウンもあるというオマケ付き。
自転車って、未舗装、登りは本当に遅いんですよね。
でも、写真、景色としては、道は舗装されていない方が美しいので、個人的には未舗装の道、大好きなのですが。

時計はどんどん進んでいって、
お、これはまずい、宿のある村にたどり着けないかもしれない
というお決まりの展開になりました。

(一部では道を作っている途中の場所も。
アフリカでのこういう公共事業は中国企業が本当に強いです。)

さて、何とか村にたどりついたのですが、舗装されていない道の小さな村ですので、
宿がないわけです。
これは困りますね。
村の入り口の暇そうなおじさんたちと話していると、
「あと、数十キロ走れば宿のある町もあるよ」
と言われますが、時間的にも、アップダウンのある未舗装をあと数十キロ行くのは無理があります。

雰囲気的には猛獣も出そうにない(猿なんかはいそうですが、きっと人間を食べるほどデンジャラスなのはいそうにない)ので、村からもう少し行った辺りで野宿も覚悟していたり、
困ったときには学校や教会に頼んで、横で野宿させてもらうというテクニックも人から教えてもらったことがありますので、
「腹をくくってアフリカ野宿かな・・・」
と思っていましたところ、

「オレの家に泊まるか? 3万シリングでどうだい?」
と青年が言ってくれました。
3万シリング=約1500円。
タンザニアの安宿が一泊1万〜2万シリングなので、安くないです。
でも、安全こそ全てです。
「アサンテ、サーナ!(スワヒリ語でサンキューベリーマッチ)」

彼の名前はポール。
「オレは、モシ(キリマンジャロのふもとの町)でポリスをしているんだ。今は休暇で帰省しているところ。親の部屋を開けてやるから、そこに泊まりなよ」
と英語で話します。
村で英語が喋れる人は本当に貴重です。

写真は私のために空けてくれたポールのお母さんのお部屋。
なぜかケータイ電話が10個くらい転がっていました。(多分、使えないやつ)
停電にそなえてか、机の下には車用のバッテリーもありました。

ポールの家は、塀と門もついていて、侵入防止のガラス片などが塀の上に設置されていて、タンザニアの村の家としては、たしかにちょっと高級な感じです。
ちなみに、タンザニアの普通のおうちは塗り壁+土間というのが基本的な家の作りです。
ちょっと貧しい感じになると、屋根が藁葺の掘っ立て小屋みたいになってきます。

△ポールが村の案内をしてくれた村のサッカー場
牛のフンがいっぱい落ちている。
ゴールは本当に木の枠があるだけ。
サッカーはボールさえあれば、誰でもプレイ出来るので、アフリカでも時々見かけた。

「息子はね、ポリスなんですよ。国のポリス。誇りなんですよ」
ポールのご両親は本当にポールのことを自慢に思っているようでした。
実際、タンザニアでは産業という産業がないので、国家公務員っていうのは、本当に裕福な部類に入るようです。
観光などのビジネスについては、結局、海外の裕福な資本家に持っていかれてしまうので、実質、普通の国民である程度、収入が保証される仕事というと、国家公務員くらいしかないのでしょう。

ポールはせっかくだからと、村を案内してくれ、
「これが学校、オレもいくらか寄付してるよ」
「こっちはサッカー場
と一緒に散歩してくれ、
「飯食っていこう」
と村の定食屋にも連れて行ってくれました。

村の定食屋は僕ら一般人だと、普通の民家みたいなところで、本当に見付けられない、見付けられても注文の仕方がよく分からないので、本当に助かります。
(もちろん、ポールの食事代とビール代も私のお金で払う+ちょっと多めにぼったくられます。ポリスだろうと、何だろうとそこは関係ないようです笑)


ポールのご両親は、私のためにお湯と、きれいなバスタオル新品の石鹸を出してくれました。
特にアフリカではお湯を用意してもらえるのは本当に嬉しいです。
お湯が出ないは普通ですので。

それにしても、こういう清潔に対する観念などは、僕ら日本人の想像に反して、アフリカの人はかなりきちんとしています。
おそらくWHOなどの継続的な努力によって、衛生観念などはかなり徹底されているということもあるでしょうし、
あとは、純粋に優しさ、人柄なのでしょう。

ちなみに、かくいう、ポールは一通り村を案内してくれると、どこかに遊びに行ったようです。


ポールは宿代やら食事代などを少々高めにぼったくるのに、
ご両親は新品の石鹸まで出してくれる。

さらに言えば、ポールに限らず、アフリカを旅していると多くの人にぼったくられるのですが、
なぜか盗んだりはしないんです。

正直、自転車で旅をしていると、どうしてもセキュリティーが出来ません。
襲われちゃったらどうしようもないです。
自転車一台に全ての荷物、キャッシュカード、それなりのお金(ATMのある場所では、所持金が2万円くらいになるようおろして、持ち歩いている状態、現地ではそれなりの金額)を持っていますので、襲われると逃げるにも自転車だから速度なんて知れていますし、どうしようもないんですね。

襲ったりしなくても、ポールのように家に泊めてくれれば、部屋に置いている荷物など、簡単に盗むことも出来るはずです。
しかし、そういう悪事はしないんですね。

ぼったくるのに、襲わない、盗まない。
基本的に優しいし、きちんとルールがあるのかなと感じます。
アフリカ=北斗の拳の世界みたいなイメージがある人もいますが、
そういうわけでもないんですね。
(地域によってはそういうエリアもあるかもしれませんが)

翌朝、ポールとお父さん、お母さんの写真を。
それにしても、今、改めて写真を見ると分かりますが、やはり、ポール、裕福だったんですね。

アフリカでは、裕福な人は決まってジャケットを着ています。
暑くてもジャケットです。分厚いしっかりしたジャケットほどお金を持っている人のステータスです。

それにしたって、ポール、そのジャケットは分厚すぎでしょ(笑)

それにしても、野宿も覚悟した夜でしたが、本当に快適な寝床をありがとうございました。
ポール、アサンテ、サーナです。

福田のアフリカの思ひ出、次回もお楽しみに。

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