MAY 26 2021

ハウスメーカーや工務店など建築会社選びの　隠れた　落とし穴　しっかり見極める極意

諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

住宅会社の選ぶのには、価格、仕様、デザイン、信用、・・・。あげれば切りがないのですが
意外と忘れがちというか、知らなかったかもしれませんが、大事なことにの1つに　「技術力」
なのです。
「技術力」と言われても、お家を建てられるみなさんでは　見極めることは難しいです。
総合的に　この技術力とは　信頼　から　得るしかないのですが、　どこのハウスメーカー、
どこの工務店のHPを見ても、自社の構造であったり、自社の性能であったりと優れている、特徴を
説明することが書かれています、とてもわかり易く丁寧に表記していると、私も感心を持ちます。

でも、この内容通りに本当に家を建てているのでしょうか？　と、疑問に思うですが、そこは
皆さん自身は　総合的な判断から　信用できる　と決めてはしいませんか？

かっこいいホームページ、TV CM、自社のパンフレット、資料などから、素晴らしい、立派、きちんとしてるのだから、このメーカー、工務店なら大丈夫だと思い込んでしまいがちです。

私はよくお客様に、建築会社を飲食店に例えて説明差し上げます。　　ハウスメーカーであればファミリーレストラン。　チェーン展開をされているファミリーレストラン、メニューもしっかりできていてお店の雰囲気、店内で顔が見える社員さんの挨拶、接客態度、お店の清掃状況　どれをとっても違和感は感じられません。注文した食べ物であれば、美味しいと思うように洗礼されています。価格こそ高目ですが、家族の食べたいものが全て揃っているのが
ファミリーレストランです。
総合評価的に見た時に、　個人経営の　レストランより　信頼できる　という要素が大きい　　ということを思ってしまいます。皆さんは違うかもしれませんが、私のファミリーレストランの見方はそうなんです。

以上のことから　信頼ということを思い込んでいますが、実際に厨房で料理を作っている方はどんな人なのか
アルバイトや、パートさんばかりで作っているのではないか。食材はどこのもの？厨房の中の衛生面は？と
気になり出したら　信頼は？成り立ちますか？　不安になりませんか？

９割の建築会社は、自社の社員さんが家をつくることはしていません。もちろん、管理として関わってはいますが、現場で、釘を打ち込む、柱を組む、断熱材を入れる、屋根葺きをする、壁紙、タイルを張る、電気配線、水道配管など、多岐に渡り行われる大事な作業は、下請けさん、職人さん　なのです。
そう、住宅は、皆さんが選んだ、メーカー、工務店のマニュアルや、設計図通りにこの　方々が作っているのです。
ですから、本当の信頼という面は、　この　下請けさん、職人さんを信頼しなくていけないのです。

私は　２０数年現場監督から家づくりに関わって行きました。現場の技術を向上させる、確実な施工を遂行するのは、現場監督さんの管理能力の影響があることも確かですが、その前に　下請けさん、職人さんがどのような姿勢で
家づくりに対して望んでいるでいるのか、　問題意識を持って家づくりをしているのか、ということが最も、大切なことだと思っています。有資格者だから無資格者だからそれは、管理をする側のことです。　職人さんには資格を
求めるのでなく、技術力をもとめます。

住宅会社の選ぶのには、価格、仕様、デザイン、信用・・　と、冒頭に書きましたが、　選ぶ基準の一つに、
技術力をあげて欲しいのです。と、言っても技術力は皆さんでは判断できません。では、何を基準に判断をすれば
良いのか、それは、そのメーカー、工務店が　HPに　下請けさん、職人さんの顔が載せているのか。
その方たちと、その建築会社がどのような関係性を保ちながら家づくりをされいるのか。下請けさん、職人さんが
生き生き仕事をしているのか、　建築会社を決める前に、建築中の現場を見せてもらえるのか。ということを
基準にしてみてください。

エルハウスの職人さん　

昨日も月に一度の、業者さんとのミーティングを行いました。　毎月、ミーティングから、問題点、改善案、などをお互いに意見を交わさせてもらっています。こうして、常にいい家をつくろうと、関係する方と意識が向上できる機会を、現場監督の奥寺さんが開催しています。