さあ出発というときに、天野さんの一言が心に響きました。「山は初心者だから上級者だからと、私たちを選ばない」確かに、自然というものはその通りです。油断をするな　という激でした。
小屋の裏手から　深雪の樹林帯を進んでいきます。出だしの時点で　いつもより自分の足が　一歩、一歩重いなあ（疲れている？）　と感じました。天野さんの後について一列で進みますが、徐々に遅れ始める私です、背後に渡辺さんがついてくださり
足の運びのアドバイス（足と足の間隔をもっと広げることを意識して）をいただきながら、ピッケル使い登っていきます。
ピッケルは短いので　杖代わりにならないなあ　と思い　途中から　ポールに持ち替えます。

ペースが上がらない私、１０m位進みちょっと立ち止まり、また歩き出す　その様子を見ていた渡辺さんから　「止まると返って疲れます、もっと歩幅は小さくても良いので止まらずにゆっくり歩き続けることがコツ」と教えていただきました。
徐々に標高が上がっていきます　登りもきつくなってくる場所もあります。　で、私、痛恨のミスを犯します。
行動食、必要なもの以外は小屋においてくるように、と言われいましが　着替え、風呂道具など　リュックから出してもたいした
重さは変わらないとお思い（事実、１Kgもないのですから）全て詰め込んだままリュックを背負っています。
途中の休憩で　不要な荷もつを　デポしましょう。デポ？　置いておくという意味だと教わりますた。と言われ、荷物を出します。
天野さんから、荷物チェックです。　これいるの？　入りません、これは？　いらないかも・・。典型的なダメダメ登山者でしたね笑（面倒かけました　）　出した荷物を木に括りつけて　登りの再開です。確かにリュックは軽くなりました、　僅かな物、重さだと　たかを括っていたことを反省です。実感できました。
天野さんからの教え　「山を登るなら　荷物も軽く、体重も軽く」　了解です。

徐々に標高が上がっていくにつれて　徐々に木々が少なくなり、また、陽射しも足元まで届き温かさを感じます。
背後に阿弥陀岳、その横に赤岳の稜線が見えてきました。　とっても勇壮な姿です。　夏に登った時のことを思い出します。あそこの頂上に立ったのかと思う自分でした。

このあたりから　一気に急登になってきました。　教えてもらったキックステップで登ります、先導の天野さんが登りやすいように
ピッケルを駆使して、足場を確保し安全登山に導いていただいています。

樹林帯を抜けてくると　さらに雪の量も増してきています。全景が開けてきました、この眺望を求めて多くの方が登山をされる気持ちに納得です。素晴らしい。