【壁紙?塗り壁?】自然素材の紙のクロスってどうなんですか?
こんにちは、松本、諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。
今回は、自然素材の紙系のクロスってどうなんですか?というお話です。
と言いますのも、7月の見学会の「原村くらすの家」では、
通常のビニールクロスではなく、紙系のルナファーザーという壁紙を使っていまして。
このことについてご質問頂きましたので、今回はそんなお話です。
紹介Movieの中では3:50から
今回、お話する紙系の壁紙についてお話しています。
よろしければ、動画も一緒にご覧ください。
目次
家の中の壁の材質は大きく分けて塗り壁or壁紙(クロス)
家の中の材質については、大きく分けると、塗り壁かクロスになります。
それ以外ですと、板張り、タイル、エコカラットなどもありますが、
全面に使うと金額もかなりかかりますし、
室内の雰囲気が重くなることもありますので、
ワンポイントで装飾的に使うことが一般的です。
くらすの家でも、リビングのテレビ側の壁だけ板張りで、
あとは紙系のクロスであるルナファーザーを使っています。
クロス?塗り壁?最初のコストと後のコストは?
さて、塗り壁かクロスか。
重要なポイントとしては、最初のコストと、後のコストです。
ビニールクロス
今の一般住宅で一番多いのはビニールクロスです。
ビニールクロス、「響きがケミカルな感じがして、ちょっと。。。」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
種類が豊富で、コストが抑えられるので、一番人気があります。
機能性についても、消臭効果がついているものなど、様々な種類があります。
デメリットは他の壁の素材と比較して寿命が短いことです。
アパートなどでも、築年数が20年などのところだと、
「壁紙は張り替えておきますから」
など聞いたことがある人も多いと思います。
ただ、ビニールクロスは比較的安いので、
言うなればユニクロの服のように、くたびれてきたら買い替えて使うということがしやすい素材でもあります。
紙系のクロス(ルナファーザー)
今回の主役、紙系のクロスです。
ルナファーザーは商品名で、ドイツで生まれた壁紙ですね。
ビニールクロスよりは少々お高くなりますが、
珪藻土や漆喰などの塗り壁と比較すれば、かなり安いというのがメリットです。
質感としても、紙独特のザラッとした感じがして、高級感があります。
また、塗る塗料を選ぶことで、好みの色も選びやすいです。
後からのメンテナンスとしても、
上から塗装していけますので、クロス張替えのようにゴミが出ないので、
環境に優しいです。
塗装する塗料も自然素材系のものを使うこともできます。
クロスの中でも、自然素材にこだわりたいという方は、
ルナファーザーのような紙系のクロスも良いですね。
塗り壁(珪藻土、漆喰)
昨今は塗り壁も人気があります。
日本の家、という感じがして雰囲気が良いです。
ただ、塗り壁はお値段が高いのがデメリットです。
ほんのちょっとくらいなら良いのですが、
壁って結構面積があること、そしてクロスと比較して差額が大きいので、かなり大きく金額が変わります。
壁にこだわって塗り壁にするより、床を無垢材にするなどの方がコスパは良いかもしれません。
調湿効果もあります、というCMもありますが、
エアコンのような除湿、加湿器のような加湿までは期待出来ません。
(もちろん、いくらかは調湿効果もあります)
また、ヒビが入って補修する際も、金額がかかります。
最初のコストが高い=修理時にもコストがかかるということです。
デメリットを理解した上で使うのが重要ですね。
腰壁(腰までの板張り)を使う
家の中の雰囲気を柔らかくしたいということであれば、
腰壁、腰くらいの高さまでだけ板張りをするという方法もあります。
「ビニールクロスで予算は抑えたいんだけど、自然素材の雰囲気も楽しみたい」
という方には、リビングの一面だけでも腰壁を付けるという方法もあります。
また、腰壁以外にも、キッチンの側面だけタイルやエコカラットを貼るなど、
ワンポイントでお部屋にアクセントがつく方法もあります。
△壁紙の種類については、こちらの動画でも解説しています。
良ければ参考にして下さい。
ルナファーザー(紙系クロス)の実物を見に行こう
今月、7月の見学会は、ルナファーザー、紙系のクロスを実際に使ったおうちです。
今回は新築ではなく中古物件になるので、
実際のエルハウスの家で紙系クロスが数年使われた状態になります。
経年での変化、耐久性などが気になるという方にもとても参考になると思います。
7/18〜26で開催していますので、お気軽に遊びに来て下さい。
▼詳細、ご予約はこちらからどうぞ
https://www.lhouse.co.jp/event/200719-0726/
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