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水はないけどコーラはあるぜ&逆ヒッチハイク!!【福田のアフリカの思ひ出10】

こんにちは、エルハウス、住宅コンサルタントの福田です。

福田が若いころ、自転車でアフリカを放浪した「アフリカの思ひ出シリーズ」です。
前回は全裸の黒人に朝からボコボコにされたりもしましたが、まだまだ最貧国マラウィ続きます。

過去のお話はこちら

「ビールでも飲めよ!」
宿泊した宿の併設のバーで、現地人さんに突然ビールをおごってもらいました
別に何をしたわけでもないのですが、突然ごちそうしてもらえました。

前回までも話していますが、マラウィはアフリカの中でも最貧国の一つです。
まさか、マラウィでビールをおごってもらうことがあるとは予想外でした。

マラウィが貧乏な理由として、内陸国ということ、資源がないこと、国土の大半が湖だということ。
経済的に明るい未来の要素が見当たりません。
でも、魚も取れるし、お米も作っているので、飢餓とはまた違って、純粋に貧乏なんです。

貧乏な理由はいろいろあるんでしょうけど、タンザニアなどの近隣の国と比べても絶望的と言って良いほど貧乏です。
自転車で旅していると、現地の生活水準というのはひしひしと伝わってきます。

マラウィの貧しさは、村では、
「コーラは売っているけど、水は売ってないよ!」
というところにも見られます。
(もちろん、その売っているコーラも冷えてはいない)

現地人で水を買う人はいないんですね。
水についてはその辺の水をペットボトルなんかに汲んでくるわけです。
村の前で子供が泥水をペットボトルに集めている風景などもあります。

ちなみに現地人にとってペットボトルも高級品なので、
空のペットボトルをあげると、
「サンキュー!ミスター!」
と感謝されます。

一応、僕も安全な水が手に入らない事態に備えて、簡易ろ過機を持っていっていました。
ストローのところにフィルターが入っていて、安全な水になるという、
Amazonで4000円くらいで売っているアイテムです。

でも、現実問題、アフリカでいきなりぶっつけ本番で安全テストはちょっと厳しかったです。
ちなみにこの水は村人がくんでくれた水で、
「ほら、ミスター、安全だよ」
と目の前で飲んで見せてくれたりもしたのですが、すでにおなかピーピーの僕には飲む勇気がありません。
(でも、すごく親切に水を恵んでくれました)

水でヒットすると肝炎の可能性もあります。

水が飲みたいですが、我慢してぬるいコーラを飲みます。
(水はバーナーで沸かして、料理に使いました)

おなかぴーぴーで頑張って首都リロングウェを目指します。
それにしても、ぴーぴーが治らない、つらいと思っていたある日のことでした。

「おい、どこまで行くんだ?良かったら乗っていくか?!」

突然にトラックの運ちゃんに声をかけられました。
普段なら自転車で走りたいからと断るところですが、おなかピーピーの時代には救世主です。

「え? なんで?」
「いや、この前タンザニアに配達していった時にお前のことは見ていたんだよ。自転車で走っているやつがいるなって。そしたら、今、帰り道で見かけたから声をかけてみたんだよ」
「どこまで行くんだい?」
「リロングウェは行かないけど、サリマまで4000クワチャ(約6ドル)でどうだい?」
距離としても120キロのワープということです。
現地の宿が一泊5~10ドル程度なので、僕にとっては高くはないです。
(向こうにとっては、1日分の給料に匹敵するのかもしれませんが)

トラックの荷台に自転車を放り込んで、いざ、ワープです!!

▽逆ヒッチハイクの動画

ヒッチハイクって普通は手を挙げて、
「乗せて下さい」
って頼むものですが。
まさか向こうから乗っていかないかって誘われるようなことがあろうとは。

いやー、本当に助かりました。
お金が目的ということもあるのでしょうが、本当に助かりました。


そう、マラウィ、すごく貧乏な国のはずなのですが、
不思議と人々の心は暖かいんです。
「〇〇してもらったから暖かい」
ということもあるのですが、実際に走ってみると分かりますが、
マラウィの人々の心は暖かいです。

大貧乏なので、
「ギブミーマネー!!」
と毎日叫ばれるんですけど。
多分ですが、もらうことも恥ずかしいことではないし当たり前のことなので、
逆にあげることも当たり前のことなんでしょう。
(そういうことを現地のJICAの人が教えてくれたんですかね? 忘れましたけど)

ものすごく貧乏なのに、ものすごく暖かい。

マラウィって、とっても不思議な国です。

マラウィは本当にあれこれあったんですが、次回は首都リロングウェイのお話の予定です。
次回もお楽しみに。

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