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アミーゴ!高速道路を自転車で走れ!!【福田の南米の思ひ出1】

こんにちは、エルハウス福田です。
前回で福田のアフリカの思ひ出シリーズが完結しました。

アフリカの思ひ出シリーズはこちらから

今回からは、さらにもっと若い頃に行った南米も思ひ出シリーズを書いていこうかと思います。

南米の思ひ出シリーズ

アルゼンチンのブエノスアイレスから世界で一番南の町ウシュアイアまで。
南の方のエリアをパタゴニア地域と呼びます。
自然が美しく、暴風の吹き荒れる、半砂漠です。
アウトドアブランドのパタゴニアの名前はこのパタゴニアから来ています。

すみません、地図の赤線は適当です。
もちろん、今回も自転車です。
距離はだいたい4000kmくらい、3ヶ月の行程です。

ざっくりとアフリカと比較すると、南米は随分と栄えています。
特にアルゼンチンは割と経済的にも準先進国です。アフリカとは比較になりません。
そして、治安面は、南米の方がよろしくないです。
それから、パタゴニアの風景は最高に美しいです。

南米編は随分と昔で、写真も少ないですが、当時の手記をめくりながら書いて行こうかなと思います。

↑アルゼンチン、ブエノスアイレスの町並み。南米のパリとも言われるほど美しい町です。

昔々。今になると、まあ、本当に昔ですね。
大学を中退してしまった福田青年は、いろんなことにくたびれていて、なにかに怒りを感じたり、絶望してしまったりしつつ。
「そうだ、自転車で世界の反対側に行ってみよう」
と思い立ちました。

今、思うとあの頃はいろんなことが辛かったです。
福田は数学だけはすこぶる出来たので、国立大学の理系に行っていたんですけど、そこを辞めると、
「え?! もったいない」
と一族みんなに言われますし、果てはバイト先の店長さんにまで、
「オレなら絶対に卒業して一流企業に行くけどなー」
と言われたりするわけです。

でもね、人生っていろいろあるわけですよ。

でも、大学中退って、本当に世の中のグレーゾーンです。

大学を卒業しているわけでもなく、
高校卒業で働き始めているわけでもなく。
何というか、人生、ドロップアウトです。

中退する人って少ないので、仲間がいるわけでもなく、何か完全に世の中で浮いちゃっているような気持ちになります。

(※実際には、当人がそう感じるだけで周囲はそんなこと気にしていないので、
もし、人生でドロップアウトすることがあっても、あまり気にせず自分が出来ることをやるのが良いです。
でも、そういうのって若いときには分からないですよね。
もし、若い人でドロップアウトして困っている人がいたら、別に困らなくても大丈夫ですし、ぶらっと海外を放浪してみたりするのも良いんだよ、って声をかけてあげたいですけど、昨今はコロナなので。コロナって困りますよね。)


そんなある日、本屋さんで適当に立ち読みしたパタゴニアの写真集を見て、
「自転車で世界の反対側を走ってみるって、最高に素敵じゃないか?」
ということを思い立ちます。

そうと決まれば、せっせとお金を作って、南米にフライトします。
人生初の海外旅行です。
「もう日本に帰ってこれることはないかもしれないな」
結構本気でそんなことを思いながら出発します。

成田から乗り換えも含めて約30時間、ブエノスアイレスに到着です。世界の反対側は遠いです。

空港でせっせと自転車を組み立てます。
初めての海外なので、恐ろしいです。
自転車を組み立てている間に、いきなり強盗に襲われたらどうしようとか、真剣に心配します。

さて、走り始めようと思ったら。
あれ? 高速道路のような道しかありません。
国際空港からブエノスアイレスまではそこそこ離れています。

困ったなーと思いながら立ち尽くしていたら、道路工事のおじさんらしき人が声をかけてくれました。
でも、何言ってるか、さっぱり分かりません。

アルゼンチンはスペイン語圏なので、みんな英語が喋れません。
覚えてきた片言のスペイン語で話します。
「ソイ、デ、ハポン! ビシクレータ、ブエノスアイレス!」
(日本から来ました、自転車、ブエノスアイレス)
片言のスペイン語で言うと、なにか嬉しそうにニコニコしてくれます。
片言とボディランゲージでも、自転車でブエノスアイレスに行く方法が分からないということは伝わるようです。
工事のおじさんは仲間を呼んで相談してくれます。

「アミーゴ!ハポネス!(友達、日本人)」

南米を旅した人は分かるかもしれませんが、南米のアミーゴ文化はすごいです。
だれでもすぐにアミーゴです。
陽気です。

でも、どうやって高速道路を走るかの解決策は出てきません。

そうこうしていると、自転車の白人さんが現れました。
空港で働いている人か何かのような感じです。
でも、英語は通じません。

「ハポネス!この人に付いていけばOKだよ!」
(※福田の雰囲気翻訳です)
「グラシアス、アミーゴ!(ありがとう!)」

白人さんと一緒に高速道路を自転車でブエノスアイレスに向かいます。
高速道路を自転車で走って良いのか分かりませんけど、何とか到着して宿に向かうことができました。


アフリカ編の時も、最初、黒人さんが怖くて仕方なかったですけど、
南米は、生まれてはじめての海外旅行ということもありましたし、
治安が悪いことでも有名だったので本当に怖かったです。

それでも、実際に到着して、現地の工事のおじさんたちが、こんなに親切に接してくれて、
見知らぬ白人さんが一緒に走ってくれて。

本当に嬉しかったのを覚えています。
グラシアス、アミーゴ!!

次回に続く。

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