ブログ(BLOG)|諏訪・松本の工務店エルハウス

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 住宅コンサルタントの福田さん
  4. 【ザンビア】アフリカの村の宿ってどんなの?

【ザンビア】アフリカの村の宿ってどんなの?

こんにちは、松本諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。

福田の旅の思ひ出シリーズ、若き日々の自転車旅行のお話です。
コロナの話ばかりだと気分も滅入るので、異国の話で気分転換いかがでしょう。

ビクトリアの滝で有名なザンビア

今回はザンビアです。
「ザンビア? どこ? 何それ?」
はい、アフリカの国は僕ら日本人にとってはだいたいそういうものです。

ザンビアは以前紹介したマラウィよりは貧乏じゃないです。
マラウィはスーパー貧乏、ザンビアは貧乏、ボツワナは象だらけ、ナミビアになると準先進国、アフリカらしさがかなりなくなって、南アフリカ共和国は普通に先進国というイメージですね。

 

お金と幸福と命のマラウィ!

 

ただ、ザンビアは、あんまり自転車旅行の魅力、面白みが少ないので、少々人気は低めです。
マラウィ、タンザニアのようなアフリカ感が減ってきますし、ボツワナのように象のパラダイスという要素もないですし、ナミビアのようにナミブ砂漠もないです。
ビクトリアの滝はすごいですが、自転車じゃなくて、普通に飛行機とバスで行くほうが良い気もします。

そうは言っても、やはり自転車旅行の醍醐味は村です。
観光客が行くことがない、泊まることはないような、素朴な村。

ザンビアの都市部には、スーパーもありますし、首都ルサカにはちょっとしたショッピングセンターもあり、
「え? これ本当にアフリカ?」
とビックリするほどキレイです。

観光の目玉は世界遺産ビクトリアの滝です。
世界三大瀑布の一つで、まあ、すごいです。
滝の近くに行くと、滝の飛沫でもう大雨状態、びしょ濡れになります。
ビクトリアの滝の写真はググって下さい。

でも、都市を外れると、やっぱりアフリカでございます。

村の風景です。
この日はこの村で終了です。
まだ昼でしたが、次の村まで走るにはくたびれましたからね。
それに雨季だったので、すぐに雨が降って大変だったので、無理せず行きます。

ぶらぶらしている人に安宿を聞きます。
基本的に仕事がない人が大半なので、誰かしらぶらぶらしています。
ザンビアはマラウィと比較して、ギブミーマネー率がぐっと下がります。

Theアフリカの村の宿

ANOTHER PEOPLE’S RESTAURANT&GUEST HOUSEがありました。
アフリカの宿もいろいろありますが、村だとこんな感じのところも多いですね。
もうちょっと大きい村だったら、もうちょっとしっかりしています。
とは言っても、首都などの都市以外は、どこも基本的にはTheアフリカです。

「こんにちはー、お腹減りました!」
ハロー、アイアムハングリー!!
基本はこれです。世界中、お腹が減っている人には人間、誰しも優しくしてくれるのです(笑)それに、何だか笑えるでしょ。外人がいきなり腹減った、はクスッと笑えるんです。
もちろん、嘘ではなく、実際に自転車で旅していると、すごくお腹も減りますので、本心からのハングリーです。

ここの宿はThe アフリカなのですが、食事についてはちゃんとしたパンでした。
チキンも付いていました。嬉しいです。
日本のようにメニューがあって選べるわけじゃないです。
基本的にその日あるものが出ます。たまに2択でおかずが選べることもありますが。

でも、衛生面についてはアフリカです。
入り口には扉のついていない部屋に入りますと、
こんな感じでテーブルがあって、その上に食事の入ったボウルがあり、ハエが来にくいように布がかけてあるだけです。

こうして日本の暮らしの中で見ると、
「え?!無理!!」
となるのですが、実際に旅していると、
「ウヒョー! パン嬉しー!! チキンまであるなんて最高!」
となります。

この時期は雨季ということもあって、この宿じゃないところで、食後に一回嘔吐するということもありました。
衛生面については、もう仕方ないです。
毎日、勝負です。
「オレの胃腸VSアフリカ」です。
まあ、それも旅の楽しみです。

夜、部屋でスマホをイジイジしていたら、宿のおかみさんに、
「遊んできたら?!バーでサッカーやってるわよ!」
ということで村のバーに行ってみました。

日本だとバー=高いお酒を飲む場所ですが、
この手の村ですとバー=テレビが見られる場所、冷蔵庫がある場所です。

かっこよく言えばスポーツバーみたいなイメージです。
どちらかというと、昔の日本の街頭テレビのようなものでしょうか。
コーラでエンジョイするという人が多いですね。

 

になって、宿のおばちゃんに、再びアイアムハングリーです。
日本の宿と違って朝ごはんが食べられるところは少ないのですが、ここのおばちゃんは朝ごはんも作ってくれました。

おばちゃんに連れられて、フライパンと卵を持って、村の真ん中の炎に行きます。
村のかまどみたいなところでしょう。
ここで炭に火を移して持って帰っても良いですし、
こんな感じでその場で調理するのもOKみたいです。

アフリカの村は基本的にガスはないです。
都市部でもガスは見かけませんでした。
富裕層だとガソリンか灯油だかの調理用のバーナーや電気調理器みたいなのを持っていますが、
基本はみんな炭焼きです。
ちなみにアフリカの電気調理器はすでで鍋に触れるとビリっと来ることもありました(笑)

ちなみに、おばちゃんは独身です。
旦那さんは良い人だったらしいですが、そのお父さんに延々と口説かれ、迫られて困ったので離婚したそうです。
僕ら日本人には意味を理解するまでに時間がかかってしまう、謎の世界です。
ガルシアマルケスの小説に出てきそうな話です。

はい、アフリカのとある村に泊まったときのお話でした。
世界は広いですね。
また、福田の旅の思ひ出シリーズ書いていきますね。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事