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建築用語解説「筋交」と金物「筋交プレート」とは

こんにちは、こんばんは!松本地区・諏訪地区の工務店エルハウスの倉田です!

建築用語解説シリーズで、今回は「筋交」をご紹介します。

皆さんは「筋交」という言葉は聞いたことはありますか?お家作りを始めている人、またはもうお家作りを過去に経験している人、または同じ建築の業界の方は聞いたことがあるかもしれません。ですが、なかなか私生活で聞くことは少ない言葉かなと思っています。

筋交とは、柱と柱の間に、斜めに入れることによって、建物の構造を補強する部材です。エルハウスは木造住宅なので筋交は木を入れています。

筋交は、1本だけ入れる場合と、2本をクロス状にして入れる場合があります。もちろん、構造計算をして、しっかりと必要な箇所に必要な本数を入れますので、なんとなく入れているわけではありません。

筋交を1本入れた場合はシングル、2本入れた場合はダブル、またはたすき掛けと呼んでいます。

シングルで筋交が入っている様子。両端部には、筋交プレートでしっかりと接合している。

筋交がダブル(たすき掛け)で入っている様子。シングルよりも強度は強くなる。

端部を筋交プレート「リベロⅡ」にて接合している様子

筋交ってなんのために必要なの?と思う方も多いと思いますが、暴風や地震などによる、揺れへの耐久性を高めるために設置しています。

平面図での筋交の指示

筋交は平面図で設置箇所を把握することができます。シングルの設置は構造計算によって、取り付けの向きが決まっているので図面通りの設置が大切になります。黒塗りになっているところは、耐力壁といって、筋交だけではなく、プラス面材を使ってさらに強度を上げる箇所です。エルハウスのコミコミ住宅では、躯体の外には面材を張っていかないので、室内側のボードを、通常よりも多くビスを打つことで、面材としています。通常のボードのビスピッチは200mmですが、耐力壁の場合は150mmで施工しています。

上記のように、図面を見ながら大工さんが施工をしていきますが、しっかりと図面の指示通りに設置しているか、金物の設置忘れはないか、ビスピッチは合っているかを確認、チェックしていきます。

このように、必要な箇所に、必要な金物を設置することによって、安心して過ごせる住宅は出来上がっていきます。

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倉田でした!

 

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